【漬物の食べ過ぎに注意】むくみの原因!?下痢や病気などの影響・適正量についても紹介!

 

さっぱりとした味わいでいくらでも食べれてしまう漬物は、ご飯のお供はもちろんのことお酒のあてとしても重宝される食品ですよね。

 

しかも野菜がメインのものなのでカロリーが低い上に、低糖質で野菜のビタミンやミネラルなども摂取できるため女性にとって嬉しい食品です。

 

飽きにくい味でありながら栄養も取れるためついつい食べ過ぎてしまうことも…。

 

食べた直後はいつもと何ら変わりはないのに翌朝なんだか肌の調子や体の調子が良くない…という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

今回は、漬物の食べ過ぎによる悪影響・適正量についてご紹介します。

 

目次

漬物を食べすぎると体に起こる影響

 

漬物は基本的に野菜を塩漬けすることで長期保存ができるようにと作られた食品です。

 

そのため、どの漬物にも必ず塩が含まれており普段食べる食事よりもはるかに塩分量が多いです。

 

漬物は基本的には野菜なので体に悪いわけではありません。

 

しかし、大量に食べてしまうことで体にいいものでも悪い影響が出てきてしまいます。

 

そこで、ここからは漬物を食べ過ぎてしまうことで体にどのような影響があるかご紹介します。

 

①塩分の取り過ぎ

先述した通り漬物には大量の塩が使われています。

 

そのため、漬物を食べ過ぎてしまうと思いがけないほど塩分を摂取してしまっている状態になる可能性があります。

 

現在は減塩が流行していることである程度の塩分が控えられたものが多く販売されていますが、だからと言って安心して大量に食べてしまっては減塩の意味がありません。

 

塩分の取りすぎによって起こる体への影響は女性にとって困るものがとても多いです。

 

むくみ

塩分の取り過ぎといって一番に思い浮かぶのは顔や体のむくみです。

 

これは体が体内に取り込まれた塩分濃度を一定量に保つために働くことが原因になります。

 

濃いものを薄めるためには水が必要になると同じように、体の中に入ってくる塩分が多くなればなるほど体はそれを一定に保つために水を必要とします。

 

そうすると、喉が渇いて水分を補給するのですが、その水分は塩分濃度を一定に保つために体の中にどんどん水を溜め込む形となるので体がむくみます。

 

高血圧

高血圧はむくみの原因となる仕組みととても似ています。

 

体内の塩分濃度が濃くなることで一定に保つために水分をたくさん取りこむのですが、それに伴って体内の血液の量は水分が増えるとともに増加します。

 

そうすると、血液の量が増えてしまうため血管の壁への負担が大きくなってしまい血圧がどんどん上昇してしまいます。

 

この状態が常に続いてしまうと動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など命に関わってくる大きな病気に発展してしまいます。

 

②添加物の取り過ぎ

市販されている漬物の多くは漬物にするための塩などの他に様々な添加物が含まれています。

 

添加物の量は漬物の種類やメーカーによって様々なため一概に全てものに大量に入っているとは言えませんが、ほとんどのものには必ずと言っていいほど添加物は含まれています。

 

そのため健康のためを思って購入しているつもりが体に良くないものばかりを摂取してしまっている場合があります。

 

添加物を摂りすぎると味覚がおかしくなってしまう可能性があります。

 

これは特に、小さなお子様には気をつけたいことの1つです。

 

食品添加物は食べ物を長期間保存できるようにしたり、美味しく食べられるようにしたりと現在ではなくてはならないものです。

 

しかし、この美味しく食べられるようにというのは食品本来の味ではなく人工的に作られた味のため、その味に慣れてしまうと食品本来の味の食事が美味しく感じなくなりジャンクフードなどしかおいしいと思えなくなってしまいます。

 

そうなると、味の濃いものや油っこいものばかりの食生活になり、糖尿病などの生活習慣病になってしまう可能性が非常に高くなります。

 

③太る

塩分の濃いものや味の濃いものを食べるとどうしてもお米が欲しくなる人が多いはず。

 

塩分は食欲を増進させる効果があるので取れば取るほど食べたくなるようになります。

 

その結果、「漬物を食べてご飯を食べるサイクル」を繰り返すことで炭水化物を大量に摂取することになり結果的に肥満につながる恐れがあります。

 

また、先述した通り塩分の取り過ぎはむくみの原因にもなりますので、むくみが取れない状態でお米もたくさん食べてしまうとさらに太った見た目になってしまいます。

 

漬物を食べるメリット

漬物の食べ過ぎで起きる体への影響をいくつかご紹介しましたが、漬物自体は体に悪いものではなく、しっかりと適切な量を守って食べれば体に良い影響を与えてくれるものです。

 

そこで漬物を食べることのメリットもご紹介します。

 

①体が温まる

漬物といえば体が冷えるイメージがある人が多いと思います。

 

しかし、食べる漬物の種類によっては体を温めてくれる効果があります。

 

塩分には血行が良くなる効果があるので適切な量を食べれば血行が良くなり、体がポカポカと温まります。

 

キュウリなどの夏野菜は体を冷やす効果があるので温める目的で漬物を食べる場合にはお勧めできませんが、根菜類は元々体を温める効果のある野菜ですのでお勧めです。

 

②美肌効果

漬物の中でも特にぬか漬けに使われる米糠には乳酸菌がたっぷり含まれています。

 

乳酸菌以外にもビタミンもたっぷり含まれているので、肌が綺麗になります。

 

また、野菜に含まれる食物繊維も一緒に摂ることができるので、乳酸菌と食物繊維の効果で便通が良くなる効果があります。

 

そのため便秘による肌荒れを起こしやすい人にとっては肌が綺麗になるとともに便通も良くなるのでとてもお勧めと言える食品です。

 

③低カロリー

漬物は野菜がメインのものなのでカロリーがとても低く、低糖質な食品です。

 

そのためダイエット中の人にとって漬物は上手に摂ることでとても強い味方になります。

 

ただし、漬ける野菜によっては糖質が高いものがありますので、糖質を抑えたい場合には根菜類の漬物は控えたほうがいいかもしれません。

 

漬物の適切な摂取量とは?

 

漬物のメリット、デメリットをご紹介してきましたが、一日にどのくらいの量であれば体に良い影響だけを得ることができるのでしょうか。

 

漬物の摂取量は一日の塩分摂取量を目安として食べると塩分の取りすぎになることなく、適切な量を摂取することができます。

 

一日の塩分摂取量は10.0g

 

しかし、漬物のみで食事を済ませることはまずないと思いますので、この目標値からさらに他のおかずなどの塩分量を引く必要があります。

 

塩分の高い漬物の場合、小皿に数枚程度で塩分摂取量を超えてしまう可能性もあります。

 

特に松前漬けなどは味も濃い分塩分もかなり多いのでご飯に大量にかけて食べたい気持ちを抑えて少量を少しずつ味わうことをお勧めします。

 

反対に野沢菜漬などのシンプルな漬物は塩分が松前漬けなどの漬物に比べて少ない方ですので、お酒のあてなどでいつもより多めに食べたい時などにはお勧めです。

 

自分で漬けるのもおすすめ!

 

スーパーで購入すると手間もなく簡単に食べることができますが、自家製で漬物を漬けるという方法をとることで少々の手間はあるものの、塩分濃度を調節することができますし、添加物などが気になる人にもお勧めの方法と言えます。

 

自分で漬けるのはちょっと…という場合は市販品を少し水に漬けておくことで、普通に食べるよりも塩分を減らすことができるのでお勧めです。

 

まとめ

まとめ

 

 漬物を食べすぎると塩分の取りすぎになる。

 

 むくみの原因になるので女性は特に注意が必要。

 

 食べすぎることで生活習慣病になる可能性がある。

 

 上手に摂取することで美容効果を得られる。

 

 低カロリー、低糖質なのでダイエットにもお勧め。

 

 自分で漬物を作ることで塩分調節をすることができる。

 

 市販品を水につけることで塩分を減らすことができる。