【碁石茶の効能】効果・副作用は!?味はまずい?美味しい作り方&飲み方を紹介!

 

近年、テレビや雑誌でも話題となっている「碁石茶」というお茶をご存知ですか?

 

碁石茶は、日本の名産と言われる静岡、鹿児島、京都など、あらゆるお茶の産地がある中でも、高知県でしか栽培されていないとても珍しいお茶です。

 

そのため、あまりこのネーミングを聞いたことがない方も多いと思います。

 

そこでここでは「碁石茶」の効能や成分、また、副作用について、さらには美味しい作り方と飲み方をご紹介します。

 

目次

碁石茶は珍しい発酵茶葉

 

 

お茶の産地は様々ですが、碁石茶は高知県大豊町で作られている高地名産の発酵茶です。日本で唯一栽培されているため、とても珍しい発酵茶として知られています。

 

この碁石茶は山に時制する2種類の山茶とヤブキタを使用し、作られています。

 

また、普通のお茶とは違って発酵茶葉となっているため、身体に良い植物性乳酸菌を豊富に含んでいます。

 

碁石茶の茶葉は、摘み取った後に710日ほど発酵させ、その後、杉材の桶に浸け込み数週間経過するとさらに発酵が進み、その発酵を終えた茶葉を3cmほど正方形にカットした後天日干しにすると出来上がります。

 

この時、碁石茶の茶葉を一面に広げた様子が碁石を並べたように見えることから「碁石茶」と呼ばれるようになったそうです。

 

また、碁石茶は江戸時代から伝わる秘伝の製法で栽培され、その生産量が非常に少ないため、「幻のお茶」などと呼ばれ、現在でも大変貴重なお茶であり、実際に茶摘みを行ってから完成するまでに約2ヵ月の時間を要するほどとても手間のかかるお茶となっています。

 

碁石茶の有効成分

 

 

碁石茶はとても珍しい製法で作られるため、通常販売されているお茶に含まれる健康成分以上のものがたくさん含まれているようです。

 

その成分をみてみましょう。

 

①乳酸菌

乳酸菌は多くの方がご存知の成分となりますが、通常、ヨーグルトやチーズなどといった発酵食品にたくさん含まれています。

 

碁石茶に含まれる乳酸菌は、細菌と結びつくことでより良い細菌を作ることから、身体にとても良い菌を摂取することができます。

 

②カテキン

カテキンはポリフェノールの一種として知られている成分で、緑茶にも含まれていますが、これは碁石茶にも含まれています。

 

③カフェイン

碁石茶のカフェイン含有量については、通常のお茶や緑茶と比較しても4分の1ほどの量であることから、比較的少なめであることが分かっています。

 

④テニアン

お茶の旨味成分となり、上質なお茶ほどより多く含まれています。

 

⑤GABA

GABAは食材で言うと野菜や果物、穀物類に多く含まれており、トマトやじゃがいもに最も豊富に含まれていると言われています。

 

それが碁石茶から手軽に摂取することができます。

 

 

碁石茶はどのようにして作られているの?

 

 

碁石茶がいかに手間をかけて作られていることが分かります。

 

①茶摘み

碁石茶は他の茶葉とは異なり、6月下旬から7月に、枝ごと刈り、成熟した葉を使用することで美味しい碁石茶を作ります。

 

②蒸す

枝と茶葉は分け、桶で茶葉を蒸し、枝はかまどの焚付に使用することになります。

 

また、碁石茶には乳酸菌が多く含まれるため、長年に渡って碁石茶の発酵が促されることになります。

 

③寝かせて漬ける

蒸した茶葉は1週間ほど寝かせた後、桶に浸け込み、上に重しを乗せ、数週間発酵させます。

 

④切る

十分に発酵したら、包丁で切れ目を入れ、2030cmの厚さにし、碁石茶を約3cm角に気っておきます。

 

⑤乾かすと出来上がり

碁石茶を約3cmほどに切り取った後、さらに数日天日干しをして乾燥させましょう。

 

このように2段階発酵されてできると完全発酵茶として出来上がります。

 

 

碁石茶がもたらす乳酸菌の作用

 

 

私たちの身体は乳酸菌を摂取することで腸内に悪玉菌が増殖することを防いでくれます。

 

そして、それと同時に腸内環境を整えてくれるとても重要な役割を担っています。

 

そのため、碁石茶を飲むと腸内環境を良くするだけではなくその後の健康効果も期待することができます。

 

また、この乳酸菌によって、整腸作用やインフルエンザウイルスの予防、また、アレルギー等花粉症を抑制、高脂血症や動脈硬化など生活習慣病の改善、血圧低下作用、さらには美肌効果など、様々な効果を期待することができます。

 

特に、便秘改善に効果を発揮することで、ダイエットにも最適です。

 

普段、私たちが飲むお茶を碁石茶にするだけで、様々な健康効果を期待することができるため、ぜひ、積極的に碁石茶を飲むことをおすすめします。

 

気になる碁石茶の味はどんな味?口コミを考察してみました

 

 

碁石茶は、他の茶葉とは異なり発酵茶であることを考慮すると、普通の味?ではないのか?いったいどんな味がするのか気になります。

 

そこで、碁石茶を実際に飲んだ方の口コミを調べてみることにしました。

みんなの口コミ

ドライフルーツのプルーンやレーズンのような酸っぱい感じのするお茶です。

プーアル茶を少し苦くしたような味です。

子伯母しい香りで番茶のような味なので飲みにくいといったことはありません。

そこまで酸っぱさを感じないのでとても飲みやすいお茶です。

桜餅の甘酸っぱさのある葉っぱの香りがします。

 

などなど。

 

碁石茶を愛飲されている方の口コミは様々であることが分かります。中には、碁石茶が赤ワインの味に似ているとも言われているのです。

 

赤ワインは少し酸味が強く、後味も苦味が喉に残るようで、それでもうまみが凝縮されているといったその風味にそっくりなんだそうですよ。

 

これはじっくりと時間をかけて発酵させているからだと言われています。

 

これらの口コミから考察すると、碁石茶は比較的美味しく飲める発酵茶であることが分かりますね。

 

碁石茶の副作用

 

 

碁石茶は健康茶のひとつであることから、特に副作用の発生については報告はありません。

 

とは言え、必要以上に摂取しすぎると胃腸に負担をかけてしまうため、1日摂取量を決めて飲むようにしましょう。

 

また、他のお茶と比較してもカフェイン含有量が少ないとはいえ、微量に含まれていることから、妊娠中の方が碁石茶を摂取する場合は、事前に医師に確認されることをおすすめします。

 

なお、発酵茶とあって乳酸菌が含まれていることで、摂取する方の体質によってはお腹が緩くなることもあるため、摂取量に注意して飲むようにしてくださいね。

 

碁石茶を美味しい作り方&飲み方

 

 

碁石茶の味はどことなく理解できたところで、今度はより美味しく飲むための碁石茶の作り方と飲み方をご紹介します。

飲み方

①急須に350ccほどの熱湯を入れ、約3gほどの碁石茶を入れます。

②5分ほど蒸らした後、通常1杯目は味も濃くなりがちなため、注いだら早めに湯のみへ入れて飲んでください。

 

3gほどの茶葉で5杯ほどの碁石茶を楽しむことができます。

 

2杯目以降は、茶葉の栄養成分や旨味が染み出るように、時間を眺めにおいて蒸らしてください。

 

これを繰り返すと苦味や酸味が少なくなるため、お茶のうまみを引き出すことができるため、とても美味しく飲むことができます。

 

もしも碁石茶をまとめてやかんを使用して煮出す場合は、やかんの中に碁石茶を10gほど入れた後、中火で5分煮だします。

 

この時、あまり長時間に出してしまうことで酸味や香りが強くなり、濃くて飲み辛くなってしまうため、お好みの濃さに調整して注ぐ、または、少し酸味が苦手な方は冷蔵庫の中で冷やして飲んでみるのも良いでしょう。

 

まとめ

 

「碁石茶」の効能や成分、また、副作用について、さらには美味しい作り方と飲み方をご紹介しましたが、いかがでしたか?

 

碁石茶はとても珍しい発酵茶であることが分かりました。

 

また、発酵茶であるため、乳酸菌など、身体の健康に必要不可欠な成分が配合されていることで、生活習慣病などを改善する効果を期待することができます。

 

このようなことから、普段飲むお茶を碁石茶に変え、より健康な毎日を過ごしてみられませんか?