【授乳中そばはOK?】アレルギー症状に注意!!そば茶・うどんは大丈夫?

 

子育て奮闘中のパパママは、子供の健康に対してものすごく気を使いますよね。

 

特に、赤ちゃんに直接母乳を与えているママは母乳に影響するのではないかと考えて自分の食事にも神経質になってしまいます。

 

 

今回は、授乳をしている時に蕎麦を食べても大丈夫か?という疑問を解消していきたいと思います。

 

混合で育てているママも、完母で育てているママも気になる蕎麦が食べられるのかを知って不要なストレスを解消してしまいましょう。

 

目次

授乳中に母体が蕎麦を摂取 母乳への影響は?

 

 

さて、蕎麦と聞くと思いつくのが蕎麦アレルギーですよね。

 

蕎麦アレルギーは引き起こした場合の影響が強く重篤な場合、死を招いてしまう為とても怖いアレルギーです。

 

可愛い我が子にもしもの事があったら・・・そう考えると万が一を恐れて蕎麦を敬遠してしまう気持ちはよくわかります。

 

①授乳中に蕎麦は食べていいのか?

結論から言えば、基本的には授乳中に蕎麦を母親が食べる事は問題がありません。

 

理由としては、母体が蕎麦を食べたとしてもアレルギー物質が母乳に介在する量は食べた量に対しておよそ0.5%~1.5%であり、飲んだ子供の健康に影響を及ぼす可能性が極めて低いからです。

 

適量を食べる分には、母乳に含まれる量は微量なので気にする必要が無いという事ですね。

 

②授乳中に蕎麦は食べるときの注意点

 

 

但し、注意点がいくつかあります。

 

まず、大丈夫だからと言って極端な食べ方をしない事。

 

蕎麦好きだからと、毎食食べるとか一度に大量に食べる事は母体の健康への影響も含めて控えるようにしましょう。

 

また、近親者に深刻な蕎麦アレルギーを持った人がいる場合は避けた方が良いと言えます。どうしても心配な場合、お子様のアレルギーテストをして蕎麦アレルギーが無い事を確認出来れば安心して蕎麦を食べられます。

 

冒頭でも説明したように、蕎麦アレルギーは深刻な症状を引き起こす可能性があるので親族でアレルギー体質を持っているのであれば、一度アレルギーの有無をしっかりと確認しておく事を強くおすすめします。

 

蕎麦に限らずアレルギーを持っている事が早めに判れば、離乳食でも気を付ける事が出来ますし、ママも食事の事を気にし過ぎて余計なストレスを抱えなくて済みますよ。

 

③蕎麦を食べて心配な方へ

アレルギーテストをしたくても、まだお子様が生後5か月に満たない場合は受ける事が出来ません。

 

お子様がアレルギー体質かどうか判らない状態で蕎麦を食べた場合は心配になってしまうママもいますよね。もしくは、蕎麦が大好きでどうしても食べたいけど子供の健康への影響が心配で食べるのを我慢しているママもいるでしょう。

 

どうしても心配で、それでも蕎麦を食べたい・食べてしまった場合は授乳時間を大きく取れば母乳に含まれるアレルギー物質が大幅に少なくなります。

 

ママが食事で取った栄養素は、消化され血液に乗って母乳へとなります。

 

時間にすると食後およそ3~5時間後の母乳には、微量ながら食事で取った栄養素が母乳へと介在するという事になります。

 

蕎麦を食べたい、だけどお子様への影響がどうしても心配。その場合、完母であれば食事前に母乳パックなどを利用して予め搾乳しておくと良いでしょう。混合であれば、蕎麦を食べた後の授乳をミルクで代用するなどすれば良いでしょう。

 

お子様の月齢によって、授乳頻度は変わりますが食後3~5時間は搾乳しておいた母乳かミルクを与えるようにすれば大丈夫です。

 

より慎重を期すのであれば、食後最初に母乳を与える前に少し搾乳してから授乳する事でより母乳が与える影響は少なくなりますよ。

 

④母乳の影響で赤ちゃんがアレルギーに?

蕎麦を食べてから授乳したらお子様の肌が赤くなった!じんましんや下痢になった!アレルギーかも!?

 

特に月齢が低い間は、お子様のちょっとした変化でも不安になるものですよね。

 

蕎麦のせいだ、と自己判断して蕎麦を食べないようにするなどの自己判断はやめましょう。かかりつけの医師へと相談し、専門家の意見を聞く方が確実ですし安心できます。

 

授乳で蕎麦は問題ないから、離乳食でも蕎麦を与えても良いだろうと考えるのも危険です。近親者に覚えがある場合は、アレルギーテストを受けましょう。

 

授乳中、蕎麦・そば茶・うどんは食べてもいいの?

 

 

蕎麦やそば茶は蕎麦アレルギーを、うどんは小麦粉アレルギーをそれぞれ連想してしまう食べ物ですよね。

 

果たして食べてもいいものか?考え方は、前述した事と重複しますが「基本的には問題ない」食べ物や飲み物です。

 

どうしても、深刻な症状が出やすいので安易に絶対食べても大丈夫!と言えない事がご紹介している立場からは苦しい所ですが、お子様がアレルギーを持っていない事が判れば、むしろ積極的に摂取すべき食べ物とも言えます。

 

①蕎麦は体にいい

お子様がアレルギーを持っていない事が確実であれば、母体の健康を考えて蕎麦やそば茶はむしろ食べてほしい食品の一つです。

 

蕎麦は炭水化物が控えめでありつつ、ルチンというポリフェノールやビタミンを含みます。そば茶も血液の循環を助けたり、整腸効果が期待できます。

 

ちょっとブレイク。

そばを食べ始めたきっかけ

江戸っ子=蕎麦のイメージありますよね?

何故、江戸時代は蕎麦を多く食べるようになったのかという雑学です。

江戸時代は、収入を石高で表す事からも判るように白米を中心に食べる食生活でした。

地方から江戸へと数多くの人が集まってきたわけですが、どうも江戸に来ると体調が悪くなる人が急増したそうです。

理由は「脚気(かっけ)」。ビタミン欠乏が大きな原因の病気ですね。

当時は脚気が知られていなかった為、江戸特有の病気かと心配されました。

そんな中、「どうも一日に一食、蕎麦を食べると病気にならない」という噂が出回るようになり、実際に蕎麦を食べるとこの原因不明の病気にかからない事から江戸では蕎麦を食べるようになったのです。

 

②うどん

やはり、小麦粉アレルギーが心配されるのであればお子様のアレルギーテストは受けておいて欲しいところですが、うどんも授乳中のママには食べてほしい食品の一つですね。

 

主に炭水化物ですが、母乳を作り出す為には必要不可欠な栄養素です。うどんは消化にもいいので、炭水化物を効果的に摂れる食品として優れています。

 

小麦粉は体を冷やす、とも言われていますが温かいうどんを食べれば体を冷やす心配はありませんよ。

 

授乳中はアレルギーの原因になる食べ物は避けるべき?

 

 

蕎麦やうどんをはじめとしたアレルギーの原因となりうる食べ物。

 

それらをママが食べると母乳と通じてお子様がアレルギーを発症するのでは?心配なママさん、心配しないでくださいね。

 

アレルギーは、体質や遺伝による影響が大きいとされていますので授乳時の母体が食事に気を使う事でアレルギー発症の予防にはならないという報告があります。

 

日本小児アレルギー学会の報告でも、食物アレルギー発症予防の為に妊娠中及び授乳中に母親が植物除去を行うことは推奨されないとされています。

 

授乳中のママは産後で体力が低下していたり、日々の子育てでストレスが溜まりがちだったりします。

 

そんな中、食事に関して神経質になりすぎて余計なストレスを抱えたり栄養バランスが乱れて体調を崩す方がよほど深刻な問題である、という事です。

 

ストレスをためすぎにように気をつけましょう。

 

まとめ

・授乳中に蕎麦は食べても基本的には問題なし。

・気になる人は食後3~5時間は搾乳した母乳やミルクで授乳して時間を空ける。

・近親者にアレルギーを持つ人がいる場合はアレルギーテストをしましょう。

・そば茶もうどんも基本的に問題なし。

・アレルギーは体質、遺伝に因るもの。食事で発症予防はできない。

・母体の健康維持やお子様の為にも、バランスの良い食事をとりましょう。

 

今回は授乳中の蕎麦やそば茶、うどんを食べても良いか?についてご紹介いたしました。

 

絶対に大丈夫!と言い切れないのは、蕎麦アレルギーを万が一引き起こした場合の影響が大きい為。

 

医師によっても見解が分かれるようで、気にしなくて大丈夫という医師やアレルギーの可能性がある(近親者にアレルギー持ちがいる場合など)なら控えるべきという意見まで様々です。

 

母乳への介在は心配する量ではないので、基本的には神経質になり過ぎない方が良いのですが、可能性が心配な方はアレルギーテストを受けてお子様の体質を把握すれば自分の食事はもちろんお子様の離乳食でも悩まずに済みます。

 

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