【夜、体が熱くて眠れない】夜中に目が覚める!!体にこもった熱をだす方法を紹介!

 

暑い夜、エアコンを付けていても寝苦しさで夜中に何度も目が覚めてしまうという経験はありませんか?

 

もしかしたら、それは体の中に熱がこもってしまっているのが原因かもしれません。

 

そんな『夜、体が熱くて眠れない!!』というあなたを快眠に導くべく、体にこもった熱をだす方法をご紹介します!

 

目次

体にこもった熱をだす方法

 

 

夜になっても体にこもった熱で眠れそうにない時は、これからご紹介する方法で体温を下げて快眠へと導く事ができるかもしれません。

 

①体温が下がりやすい場所を冷やす

 

 

体の中に熱がこもっている時、最も効率的なのが体内を循環する血液を冷やしてあげて体温を下げるという方法です。

 

その為には、体の中でも冷却効果が高い場所を中心に冷やすという事が重要です。

 

つまり、血管と皮膚が近く、血管が目視できるような場所です。

 

例えば、手首の内側や首、こめかみなどにタオルに包んだ保冷剤や濡れたタオルなどを当てましょう。

 

また、両足首の内側や男性であれば股間も効率よく体温を下げる事ができる場所です。

 

これは、熱中症の際の応急処置としても有効です。

 

ただし、保冷剤で冷やす場合は直接保冷剤を肌に当てると冷え過ぎてしもやけのような症状になってしまう事がありますので、タオルやバンダナなどに巻いて当てるように気を付けましょう。

 

ちなみに、プロのアスリートはアイシングをする際、冷やし過ぎを避ける為、保冷剤ではなくアイスバッグを使っているそうです。

 

ドラッグストアでも手に入るアイスバッグを一家に一つ備えておくのも良いかも知れませんね。

 

②体温を下げてくれる食べ物を食べる

 

 

食べ物には旬というものがありますが、旬のものはやはりその季節に必要な栄養を沢山含んでいます。

 

例えば、夏野菜の代表格でもある、スイカやキュウリ、ナス、ゴーヤ、トマト、中でも特にキュウリなどのウリ科の野菜にはカリウムが豊富に含まれています。

 

カリウムには利尿作用があり、体にこもった熱を外に出してくれる作用があるのです。

 

そこで、おやつには冷やしたスイカを、おかずにはキュウリやゴーヤなどのウリ科を食べて体の中からクールダウンさせましょう。

 

キュウリを酢の物にすると、お酢のパワーで疲労回復にも繋がりますのでおすすめです。

 

③ツボを押す

 

 

私たちの体にはあちこちに○○に効くツボなどが存在しますね。

 

そのツボの中には「体に熱がこもった時に効くツボ」たるものがあります。

 

それが、合谷(ごうこく)と太淵(たいえん)と呼ばれる2つのツボです。

 

合谷は『親指と人差し指の骨の間の親指寄り』にあります。

 

太淵は『手の平の手首の関節上の親指の下辺りにあるくぼみ』です。

 

この合谷と太淵を親指でゆっくりと10秒程押して圧をかけてみてください。

 

これを左右5セット程繰り返すと体の熱がとれやすくなるのです。

 

場所も道具も何も必要なく、寝たままできるので是非お試しください。

 

④アイススラリーを飲む

 

「アイススラリー」という言葉、もしかしたら聞いたことがない方もいらっしゃると思います。

 

これは、小さな氷の粒が液体に混ざった飲み物で、シャーベットのようなものです。

 

このアイススラリーの大きなポイントは「氷の粒」と「液体」の二つにあります。

 

氷の粒は体内で溶けて液体に変わる際、熱を一挙に吸収してくれる作用があります。

 

これにより、水分補給もできる上に効果的に体を内部から冷やすことができるのです。

 

元々、主に暑い時期に体育館などの熱がこもる場所で運動したり、マラソンをしたりする方に向けて、効果的に体を冷やし更なるパフォーマンスを出す事を目的に考えられたものです。

 

しかし、日常生活の中でも体の中から熱がこもっているのを感じ、眠れないようであればアイススラリーを飲んでみるとすぐに効果が実感できるはずです。

 

アイススラリーはポカリスエットから販売され注目を集めたわけですが、仮にポカリスエットのアイススラリーが無くても、フローズンやスムージーでも効果があるようです。

 

果物やジュースなどを凍らせてミキサーにかければ簡単なフローズンやスムージーなどが出来てしまうので、アイススラリーとして自宅で作って飲んでみてはいかがですか?

 

暑い日の外出前にアイススラリーを飲んでおくと、熱が体内にこもるのを防ぐ効果もあるようなので、予防策としても応急処置としても試してみる価値はあるかもしれません。

 

体に熱をこもらせないようにする予防法

 

 

 

どうしても体の芯から暑くて眠れない、あるいは眠れそうにない時の対処法をいくつかご紹介しました。

 

次は、そもそも体に熱をこもらせないようにする予防法をご紹介します。

 

①なるべく日陰に入るようにする

 

 

夏の直射日光はとにかく強すぎて、夜になっても体内に熱がこもってしまう要因の一つです。

 

外出時には帽子や日傘を差すのはもちろんなのですが、なるべく日陰を見つけたらそこで休憩するようにしましょう。

 

信号待ちなどの時間だけでも日陰に入ると体への負担も全然違います。

 

②服装に気を付ける

 

 

体をシャープに格好よく見せてくれる黒い服はやはり夏でも人気です。

 

日焼けや紫外線対策の観点から言えば、黒い服は効果的ですが、体に熱をこもらせないようにするという点から見ると、黒や黒っぽい服は避けた方が良いです。

 

というのも、黒は熱を吸収してしまうからです。

 

逆に白は熱を反射する作用がある為、見た目も着心地も涼しさを求めるのであれば白い服装を心掛けてください。

 

また、服の素材は綿や麻などのよく汗を吸収する物が良いでしょう。

 

デザインは、袖や首回りが大きく開いた風通しの良い物を選ぶと体に熱がこもりにくいです。

 

服装一つでも熱のこもり方は全然違います。

 

③水分補給はこまめに

 

 

熱中症の予防法としてもさんざん言われているのがこのこまめな水分補給ですね。

 

喉が渇いたと思った時点でもうかなりの水分不足に陥っていると言われているので気掛けて水分を摂って欲しいと思います。

 

それにはやはりマイボトルを持ち歩くことですね。

 

こまめに水分補給し、飴やタブレットなどで塩分を摂取できるのであれば、スポーツドリンクである必要はないです。

 

麦茶は体を冷やしてくれる作用があるのでマイボトルに麦茶を入れると良いかもしれません。

 

くれぐれも、カフェイン入りのお茶やコーヒー、アルコールなどの飲み過ぎは控えてください。

 

カフェイン入りの飲み物を飲むと利尿作用により脱水症状を引き起こしてしまう可能性があります。

 

④汗をかく

 

 

暑い時に汗をかく理由は上昇した体温を下げようとする仕組みによるものです。

 

その為、人は体内に熱がこもったとしても汗をかくことでだいぶ熱を放出することができるのです。

 

しかし、新陳代謝が悪かったり、寒すぎる位に冷え切った室内で過ごさざるを得ない方で汗をかきたくてもかけない方もいらっしゃることでしょう。

 

そのような方は、何日かに1回はシャワーではなく湯船に浸かったり、運動をするなど、汗をかけるよう体質改善を心掛けましょう。

 

とは言っても、体質改善には時間がかかりますね。

 

汗をかけない人がすぐに体にこもった熱を出したいと思った時は、濡れたタオルなどで体を濡らし、汗をかいた状態を作る方法があります。

 

気化冷却の作用により、体内の熱が次第にクールダウンされます。

 

まとめ

・体にこもった熱を出すには手首の内側や首、こめかみなど皮膚と血管との距離が近く、冷却効果が高い場所を中心に冷やすと良い。

・旬の食物にはその時期に必要な栄養素が含まれており、夏野菜で言うと、体の熱を出してくれる作用のあるキュウリなどがおすすめ。

・合谷(ごうこく)と太淵(たいえん)と呼ばれる2つのツボは体にこもった熱を放出してくれる効果が期待できる。

・アイススラリーは効率よく体温を下げてくれる効果があり、熱がこもる予防にもなる。

・外出時はなるべく日陰に入る、涼しい服装にする、水分補給をこまめにするなどを心掛けるだけで、体内に熱がこもるのをだいぶ防いでくれる。

・汗をかくことが一番のクールダウン法だが、汗がかけない場合は体の表面を濡らしてあげることで汗と同じ気化冷却の効果が期待できる。

 

暑い日中に体の中にまでこもってしまった熱は、夜になってもなかなか下がりませんね。

 

本来であれば、体温がだんだん下がっていくことで快眠できるのですが、体の中が熱いままだと興奮状態が続いてしまい人はなかなか眠れなかったり、暑さで夜中に何度も目を覚ましたりするのです。

 

睡眠は健康の要です。

 

暑い夜でもぐっすり質の良い睡眠を取れるように日頃から気を付けましょう。