【納豆を食べ過ぎるとどうなる?】太る?体臭・下痢・乳がん・痛風などの害(副作用)がある?

 

朝食は、ご飯に味噌汁と納豆というのは、昔からの日本の朝の定番食ですよね。

 

朝食に納豆を食べている方は多いと思います。

 

大豆は、体にいいとも聞きますよね・・・でも、食べ過ぎると体に悪いのでしょうか?

 

今回は、納豆の栄養素・納豆を食べ過ぎた時の害や影響・お勧めの食べ方などご紹介いたします。

 

目次

納豆に含まれる栄養素

①大豆イソフラボン

女性ホルモンの不足を補ってくれます。

 

毎日食べることでホルモン不足による体調不良や美肌に効果があると言われています。

 

さらに発汗を抑える効果もあります。

 

②ナットウキナーゼ

血管内の血栓を溶かす作用があり、血液をサラサラに効果があります。これは半日以上効果が続くとも言われています。

 

また、癌の抑制も期待できます。

 

③レシチン

便秘の解消や肌荒れを改善する効果があります。

 

④セレン

甲状腺ホルモンを活性化する酵素がはいっています。

 

⑤ビタミンB群

髪や皮膚の再生や目の疲労に効果があります。

 

⑥食物繊維

便秘に効果があります。

 

また、血糖値を下げる効果も期待できます。

 

納豆の食べ過ぎによる影響

 

 

栄養素が豊富な納豆ですが食べ過ぎるとよくないのでしょうか?解説していきます。

 

①納豆を食べすぎると太る?

納豆1パック(50g)当たりのカロリーは、約100kcalです。

 

白米は50gでカロリーは、約84kcalです。

 

数字だけ見ると納豆は、白米よりカロリーがありますので、太るのではないかと思われているようですが、適量食べる分には納豆で太ることはありません。

 

しかし、食べ過ぎてしまうとそれなりのカロリー摂取になります。

 

②ダイエット効果

納豆に含まれるたんぱく質は、脂肪を燃焼させる効果があり、脂肪が燃えやすい体質に改善することができます。

 

また、納豆に含まれる大豆サポニンは、肥満予防が期待でき太りにくい体質に改善してくれる効果があります。

 

さらにさらに…!これだけではなく大豆イソフラボンという成分もあり、コレステロールを下げる効果もあります。

 

以上の事からも言えるように納豆は、ダイエットに適した食品と言えます。

 

③体臭

 

 

納豆独特の匂いから、食べ過ぎると体臭に影響が出るのかとおもわれますが、体臭の原因にはなりませんのでご安心ください。

 

実は納豆は、植物性のたんぱく質なので、体臭の原因にはなりません。

 

逆に整腸作用で便通が良くなり、老廃物が排出されるため体臭は少なくなる効果があります。

 

しかし、注意点があります。それは納豆は、体臭より口臭に影響を与える事です。

 

納豆を食べた後は、かならず歯磨きと体内から出る口臭ケアをし、臭いを軽減させましょう。

 

また、この納豆菌は、中々死滅しないので、洋服等につくと匂いを発し続けてしまいます。

 

体臭というよりは、周りについた匂いが残ってしまいますので、周りのものにしっかり配慮しましょう。

 

④下痢

 

 

納豆の成分のセレンをとり過ぎると下痢や腹痛を引き起こすことがあります。

 

また、セレンを過剰に摂取し続けると脱毛・爪の変形・下痢・嘔吐・頭痛・しびれなどが起きることもあります。

 

さらに納豆は、発酵食品なので、発酵食品を今まで食べていなかった人が急に大量にとると胃が防衛本能で納豆を排出しようとし、まれに下痢を起こすこともあります。

 

⑤乳がん

大豆イソフラボンが乳がんに効果的な作用がありますので、イソフラボンを食べない人より食べる人の方がなりにくいと言われています。

 

⑥痛風

納豆は、プリン体が多く含まれているので、食べ過ぎると痛風の原因になります。

 

痛風患者の1日のプリン体摂取制限量は、400㎎です。

 

納豆1パック(50g)のプリン体の量は、56㎎なので、計算上毎日8パック食べ続けると痛風になる可能性が高まるでしょう。

 

納豆の1日の摂取量

 

 

納豆を食べ過ぎないためにも1日の摂取量を知っておきましょう。

 

甲状腺ホルモンを活性化する酵素「セレン」の1日の摂取量の上限は、250 mcg。

 

納豆1パックには、118mcg含まれています。

 

ということは・・・1日2パックまでが上限と言えるでしょう。

 

※セレンを取り過ぎると吐き気や嘔吐、肝機能不全などを引き起こすことがありますので、注意が必要です。

 

納豆のアンチエイジング効果

 

納豆は、アンチエイジング効果も期待できる食品です。

 

ヒアルロン酸・コラーゲンを上回る保水効果があり、美肌に良い成分が含まれています。さらに、腸内環境を整えてくれるうえ、大豆イソフラボンが女性ホルモンの乱れを防止してくれます。

 

納豆の効果的な食べ方

 

 

納豆は、どんな食べ方をしたら栄養素を取り入れることができるのでしょうか?

 

タレを入れる前に良くかき混ぜるとアミノ酸が増え、うま味が増します。

 

そして、納豆の成分のナットウキナーゼは、血栓の予防に効果があると言われています。就寝中は、血液が固まりやすいので、夕食時に食べるほうが血栓の予防に効果があります。

 

アンチエイジングに効果がある成分のポリアミンがひき割り納豆の製造工程の中で流れ出てしまいますので、アンチエイジング効果を期待する場合には、粒状の納豆を選ぶようにしましょう。

 

また、納豆はパックに入った状態でもどんどん発酵が進むので、賞味期限ギリギリの方が効果がより多く得られます。

 

ただし、納豆の成分のナットウキナーゼは熱に弱いので、加熱すると効果が薄れますので、ご注意ください。

 

さらに納豆の成分ポリアミンは、塩分に弱いので、タレのかわりにオリーブオイルを使用するとトロミも増してコクもでます。

 

オリーブオイルには、血液をサラサラにする成分が入っているので、血液の流れが良くなり、健康効果も期待できます。

 

一緒に食べると良い食品

 

 

納豆と一緒に食べると良い商品はあるのでしょうか?

 

卵のたんぱく質が納豆菌を増殖させる効果があるので、おすすめです。同様にキムチも納豆菌が増殖するので、アンチエイジングに効果があります。

 

また、牛乳は、小さじ1杯加えることでアンチエイジング効果と心筋梗塞の予防に効果があります。

 

さらに、唐辛子は納豆と一緒に食べることで抜け毛予防に効果があります。

 

にんにく・ネギ・玉ねぎなどは、納豆のビタミンB1の吸収をアップさせるので、疲労回復に効果があります。また、メカブは、体内の匂い成分を便と一緒に排出しやすくします。

 

納豆の匂いが苦手な人は、ごま油を少し加えることで納豆の匂いが軽減します。さらにコクも出て食べやすくなります。

 

まとめ

 

 

豊富な栄養素を含んだ納豆は、1日1~2パック程度の適量を食べることによって、健康な体作りに役立つ食品です。

 

栄養素が豊富だからといって、とり過ぎると健康に害を及ぼす場合もあります。

 

うまく日々の食事に取り入れることをおススメします。