【授乳中に寿司は大丈夫?】赤ちゃんへの影響・いくら&ワサビも食べていい?

 

母乳はママの血液をもとに作られていますから、毎日の食事の内容に気をつかうものですね。

 

何をどのくらい食べればよいのか、食べてはいけないものはあるのかなど、気にしなければならないポイントもたくさんあります。

 

そこで今回は、授乳中の寿司を食べていいのか?また赤ちゃんへの影響についてご紹介します。

 

目次

授乳中の寿司って大丈夫?

 

 

授乳中でも寿司を食べるのは基本的には問題はありませんが注意したいポイントがあります。

 

マグロに関しては他の魚に比べると水銀が含まれている可能性が懸念されますが・・・

 

授乳中に母乳を通して水銀が赤ちゃんに移ってしまうことに関してはごく少しの量であるため、特に気にする必要がないという事は、厚生労働省の注意事項にも記載されているので安心して食べることができます。

 

しかし、水銀以外にも、いくつか気をつけなくてはいけない問題があります。

 

魚介類を原因として起こる食中毒は母乳の味や匂いにもすると言われ、赤ちゃんが飲まない、飲まないことにより、乳腺炎に発展する恐れもあります。

 

お寿司を食べるときの注意点

①食中毒

食中毒にしてもノロウイルスにしても、その原因は細菌やウイルスです。

 

寿司を食べることで食中毒になってしまう確率は低いとされているとはいえ、生ものですので、絶対ないとは言い切れません。

 

食中毒による影響でママの体内に侵入した細菌などが、赤ちゃんに移行する心配はありませんが、ママの手にウィルスがついていたり、なんかしらの形で赤ちゃんの口に入ってしまえば、感染します。

 

※感染させないためにはトイレの後はよく手を洗う、マスクをすれば感染しずらくなります。

 

また、食中毒になってしまうと、妊娠中同様に授乳中も薬の服用に制限があり、最悪の場合赤ちゃんに断乳してもらうケースもあるため、その危険性があることも考え、寿司は控えるようにいわれている部分があります。

 

②母乳の質が低下してしまう

 

 

そもそも母乳はママの血液をもとに作られていますから、直接影響してきます。

 

もしも赤ちゃんが飲んだ母乳がその子にとってまずいと感じてしまったら、その母乳を飲まなくなるという赤ちゃんもいます。母乳の質を悪くしてしまいやすい食べ物がいくつか存在するのですが、その中の1つとして寿司が存在しています。

 

寿司の中でも青魚や脂質の多い魚などは母乳の質を下げてしまう原因になってしまうようです。

 

また、味が変わってしまうだけでなく、母乳の質を下げてしまう魚をたくさん摂りすぎてしまうと、赤ちゃんに湿疹や蕁麻疹の発生や下痢を引き起こしてしまう恐れもあるようです。

 

命の危険とまではいきませんが、このようなトラブルの元になってしまう可能性があるようです。

 

③生魚は体を冷やす

生魚は体を冷やしてしまう原因になると言われています。

 

もし授乳中に体が冷えてしまうと母乳の出も悪くなってしまい、乳腺炎を始めとする様々な母乳トラブルの原因となってしまいます。

 

さらに美味しい母乳をしっかりと出すためには、体を温めていく必要があるため、生魚などを食べて体を冷やしてしまう事は、母乳の質を下げてしまう原因につながるとも言われます。

 

大トロなどの『脂身』が多い刺身や寿司であればあるほど脂肪分が多いので乳腺炎の原因になりやすいと考えられます。

 

ただし、まったく食べてはいけないという意味ではないため、例えば半月(2週間)に1回にするなどあまり『刺身や寿司に偏らない食生活』を心がけるようにして行ってみてはどうでしょうか。

 

食の楽しみは誰もが持っているものですから、無理に我慢することはストレスの原因になるため、おすすめできません。

 

授乳中の『いくら』は食べて大丈夫?

 

 

いくらを食べるときは以下の4点に注意しましょう。

 

①コレステロールが高くなる

いくらはコレステロールが高い食材なので、食べすぎると体によくありません。

 

ママのコレステロールが高くなると、母乳はママの血液をもとに作られていますから、動脈硬化を促す「高脂血症」になってしまう危険性があります。

 

②食べ過ぎは乳腺炎の原因になる

コレステロールの高いものを食べすぎると、母乳がつまりやすくなり、「乳腺炎」になってしまうこともあります。

 

③食中毒になる危険性

 

 

いくらは生で食べることが多いので、食中毒の心配があります。

 

しかし、授乳中は絶対にいくらを食べてはいけない!というわけではありません。

 

④食べるときの注意点

 

①食べ過ぎない

②火を通す

③鮮度の良いものを食べる

④味付けを濃くしすぎない

⑤保存の仕方に注意する

⑥調理器具を清潔に保つ

⑦調理に油を使いすぎない

⑧体調の悪い時はやめておく

 

これらを注意点を考慮した料理は、いくらの親子雑炊・いくら茶漬けなどがあります。

 

授乳中の『わさび』は大丈夫?

 

 

わさびはツーンと鼻に抜ける辛みと風味が特徴の食材です。

 

「わさびを食べると母乳にも影響があるのでは?」と思われがちですが、授乳中でもわさびを問題なく食べることができます。

 

わさびの特徴である辛みも、母乳にはほとんど影響ありません。

 

ここでは食べるときの3つのポイントをご紹介します。

 

①大量に食べるのはNG!

わさびは辛みが強い食材ですから、大量に食べると胃に刺激を与えることがあります。

 

大量にわさびを食べると、胃に痛みを感じたり腹痛や下痢を起こしたりといった、体調不良を起こしてしまうこともあります。

 

②加熱して食べるのがおすすめ!

わさびの辛み成分は加熱することでまろやかになり、わさびの爽やかな香りだけが残ります。

 

③食事量にも注意!

実はわさびには食欲を増進させる効果があるとされています。

 

※栄養素の中には、体の不調を改善する働きが期待できる栄養素がたくさん!具体的には・・・むくみ改善、血行促進、美肌効果、食中毒予防、デトックス効果など

 

 

~予備知識~ 『乳腺炎について』

①乳腺炎とは

乳管という母乳の通り道が炎症を起こして狭くなったり詰まったりすることで、痛み、全身の発熱が起こります。

 

②乳腺炎の原因とは?

 

・母乳が詰まっている

・乳管の詰まり

・細菌

 

③乳腺炎のための治療

乳腺炎に気づいたら、すぐに治療することが大切です。

 

最初は風邪のような症状がでてきて、胸に チクチクする痛みを感じます。

 

この時点で どのように乳腺炎を治療していくかについてお医者さんや助産師さんと相談することが大切です。

 

治療をせずに放置すれば、膿が溜まり膿瘍が形成されてドレナージュ術が必要となるでしょう。

 

まとめ

・授乳中に寿司を食べても問題ない。

 

・いくらをはコレステロールが高いため、食べ過ぎない。火を通す、鮮度の良いものを食べる等、気を付けたいポイントがある。

 

・わさびは加熱して食べるのがおすすめ。

 

・寿司は半月(2週間)に1回にするなど工夫が必要。

 

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