【キムチは健康に悪い?】毎日食べると害・健康被害などはある?デメリットは?

 

キムチと言えばまず思い浮かぶのが韓国ですね。

 

韓国では朝昼晩欠かさずキムチを食べる習慣があると言います。

 

キムチは発酵食品なので乳酸菌も豊富に含まれており、唐辛子の作用で体を温めてくれる効果もあります。その為、健康食品の一つという認識がありますが、やはり食べ過ぎると良くないのでしょうか?

 

今回は、そんなキムチについて、毎日食べると良くないのか?また、毎日食べる事でどのような健康被害が考えられるか?などのデメリットについてご紹介したいと思います。

 

目次

キムチを毎日食べるとどうなる?

 

 

美容や健康の為と、キムチを毎日食べている方も多いかと思いますが、キムチを毎日食べる事自体特に問題はありません。むしろ、乳酸菌が豊富で便通も良くなり、体には良いと言えるでしょう。

 

では、何が問題かと言うと、やはり食べる量です。

 

どんなに健康に良い物であっても、それだけを食べ過ぎるという行為は時に健康に害を与える可能性が高まります。

 

特に、キムチに使われているカプサイシンの作用を利用した「キムチダイエット」などの為に、毎日大量のキムチを食べる事はやはり辞めた方が良いでしょう。

 

韓国の人でもキムチはあくまで漬物として食べるので、キムチだけをひたすら食べ続けるなんてことはしません。スーパーなどで売られているキムチのパックを1日1個位なら別段問題はないと言われていますが、それ以上食べた場合、やはり体に何かしらの影響が出る事があります。

 

では、キムチを食べ過ぎると体にどんな害が出やすく、またどんなデメリットがあるのか次で詳しくご説明します。

 

キムチの食べ過ぎによる健康被害&デメリット

 

 

全てにおいて言えることですが、適度であれば良い物も、過剰にすると良いことはありません。

 

そこで、キムチを毎日、過剰に摂取した場合、どのような健康被害やデメリットが考えられるか以下に挙げてみました。

 

①胃が荒れる・胃痛

 

 

キムチは辛いですが、これはキムチを作る上で欠かせない唐辛子のカプサイシンによるものです。

 

カプサイシンには食材の気になる臭みを消したり、食欲アップや代謝促進効果などのメリットが沢山ありますが、同時に、大量摂取することで内臓に過度の刺激を与えてしまいます。唐辛子を沢山食べると口の周りや中がヒリヒリして痛いですよね。

 

カプサイシンは体内で消化されない為、これと同様の事が胃の中でも起きてます。すると、刺激された胃は荒れて、痛くなってしまうことがあります。

 

特に、胃炎や逆流性食道炎、また過敏性腸症候群などを患っている方(なったことがある方)などはキムチの摂取を極力控えた方が良いでしょう。

 

②腹痛・下痢になる

 

 

カプサイシンは内臓を刺激しますが、もちろん、腸にもとどまって刺激するわけです。すると腹痛や下痢の原因になります。

 

また、腸への刺激とは別に、下痢の原因として考えられるのは、キムチの中に含まれる乳酸菌だとも言われています。乳酸菌は善玉菌でとても良いというイメージがありますが、乳酸と同時に酢酸も発生しています。

 

この酢酸が腸の動きを活発にしすぎてしまい下痢を起こしてしまうことがあるようです。

 

③生活習慣病になる恐れ

 

 

キムチを食べ過ぎると、高血圧や高脂血症などの慢性疾患になる恐れが高まると言われています。

 

キムチは辛いというイメージが先行しがちですが、やはり漬物ですので、その辛さに隠れてしっかりと塩分も多く含まれています。

 

ただでさえ、日本人は食塩を摂り過ぎの傾向にあるので、そこで更にキムチを沢山食べてしまうと明らかに塩分の過剰摂取となります。

 

そして、塩分の過剰摂取が続くと、高血圧や高脂血症など様々な生活習慣病を招きかねません。

 

④添加物の摂り過ぎ

 

 

キムチは健康に良いからとあえて気掛けて食べているという方にはちょっとショックかもしれませんが、市販のキムチは添加物だらけの物が意外と多いです。

 

健康は二の次で安くて美味しい物を求めた結果、調味料(アミノ酸等)や更に赤くする為の着色料、香料や香ばしさを出す為のくん液など挙げればキリがありません。

 

これらの添加物を摂取し続けることで私たちの体にどんな影響があるのかはまだまだきちんと分かっていない部分が多いですが、発がん性や染色体異常、免疫力の低下にアレルギーの誘発と沢山のデメリットが唱えられている事は事実です。

 

せっかくキムチが持つ本来の健康に良い面を添加物で台無しにしてしまうのは本当に勿体ないですね。市販のキムチを購入される際は、表示されている原材料を気掛けて見てみてください。

 

⑥太る

 

 

キムチのカプサイシンは食欲を増進させる効果があります。それだけではなく、キムチはよくご飯に合いますね。ついつい食べ過ぎてしまいます。

 

実際に、キムチを平均量の78gより倍以上食べるある特定の年代の人達は肥満になりやすいという研究結果も過去に出ています。

 

また、キムチには唐辛子や塩分の他に甘味を出す為の砂糖なども使われています。その為、意外と糖質が高いのです。

 

一見、キムチはカロリーが低く、痩せそうというイメージもありますが、量を気を付けないと実はダイエットには不向きな食材なのかもしれません。

 

⑦口臭や体臭がキツくなる可能性

 

 

キムチを作る際にはにんにくが欠かせません。その為、キムチを食べ過ぎると必然的ににんにくを大量に摂取していることになりますね。

 

すると、胃や肺、そして皮膚などからもにんにく臭がします。

 

これがいわゆる口臭や体臭の原因です。つまり、キムチを食べ過ぎると口臭や体臭がキツくなる可能性大なのです。

 

キムチは1日どのくらい食べたら良い?

 

 

キムチの1日の理想の摂取量は100gと言われています。

 

先に少しご紹介したように、食べ過ぎたとしても市販のキムチ1パックまでとしてください。それ以上だと明らかに食べ過ぎだと言えるでしょう。

 

キムチのメリット!適量食べると良いことづくめ

 

 

ここまでキムチを大量に食べ過ぎてしまった場合に起こる健康被害やデメリットについてご紹介しましたが、次はキムチを適量に摂取した場合の良い点をご紹介します。

 

①便秘の解消効果

キムチに含まれる乳酸菌と白菜などの食物繊維が腸内環境を良くし、整腸作用や便秘の解消効果が期待できます。

 

便秘が解消されると、お肌の調子も良くなりますし、痩せやすい体になります。

 

②ダイエット効果

 

 

唐辛子のカプサイシンにはエネルギー代謝を良くしてくれる効果があります。

 

また、リパーゼと呼ばれる脂肪燃焼効果を高めてくれる酵素の働きを促進してくれるので、体の脂肪が燃焼しやすくなります。

 

ただし、これはあくまでも適量を摂取した場合です。キムチも沢山食べてしまえば痩せるどころか太ってしまいますので注意してください。

 

③疲労回復効果

キムチには沢山の野菜が使われていますが、特ににんにくやニラに含まれるアリシンという栄養素には疲労回復効果があります。

 

また、ビタミンB群やナイアシンと呼ばれるタンパク質、脂質、炭水化物の三つの栄養素の分解を促してくれる大切な栄養素が豊富に含まれています。

 

④美肌・アンチエイジング効果

 

 

キムチには沢山の野菜が入っているので、ビタミンCやβ-カロテンが豊富に含まれています。

 

そして、このどちらの栄養素も健康な肌へと導いてくれ、抗酸化作用もあるので美肌とアンチエイジングの効果が期待できます。

 

この様に、キムチは適量を食べると私達が嬉しいことばかり期待できるのです。

 

まとめ

・キムチは食べ過ぎなければ毎日摂っても全く問題なく、むしろ健康に良い。

・キムチは食べ過ぎる事で胃痛や腹痛・下痢、生活習慣病、肥満などあらゆる健康被害をもたら危険性がある。また、体臭や口臭、市販のキムチの場合は添加物の大量摂取も気になるところである。

・キムチの1日の理想の摂取量は100gで、食べ過ぎたとしても市販のキムチ1パック。それ以上であれば、明らかに食べ過ぎだと言える。

・キムチを適量食べると便秘解消、ダイエット効果、疲労回復、美肌やアンチエイジング効果と私達が嬉しい沢山の効果が期待できる。

 

本場のキムチは辛いけど味に深みがあってとても美味しいなと思った事がありますが、家庭によってだいぶ味が違うようですね。

 

まさにキムチは韓国人にとってのおふくろの味のようです。そんなキムチは食べ過ぎず適量であれば良いことばかりの発酵食品です。

 

韓国の方はお肌が陶器のように美しい方が多い気がしますが、もしかしたらそれはキムチパワーなのかも知れませんね。