【ゆで卵の食中毒】温泉卵や半熟卵・固ゆで卵であたる!?下痢や腹痛などの症状。

 

ポテトサラダやマカロニサラダなど、私たちの食卓にゆで卵は出る機会が多い食べ物ですよね。

 

茹でただけの状態でもおいしいですし、何かと便利で重宝してしまうゆで卵。つい多めに作って冷蔵庫で保存してしまいがち…ってことは、ありませんか?

 

でも、なかなか使わずに冷蔵庫に保存しっぱなしな状態は非常に危険なんです。

 

あたったら大変…ゆで卵の食中毒についてご紹介します。

 

目次

食中毒の原因『危険なサルモネラ菌について』


 

サルモネラ菌という名前に聞き覚えはないでしょうか?

 

卵で食中毒を起こした場合、そのほとんどがこのサルモネラ菌によるものといわれています。

 

ただ、今現在の日本の卵というのは、ほとんど生で食べることを前提に殺菌消毒が施され作られているため、そのほとんどが安全といっても過言ではない状態です。

 

日本の卵は、誰でもほぼ安心して口にできるといってもいいのですが、それでも、ごくごくまれにサルモネラ菌に感染している卵があります。

 

殺菌消毒されているとはいえ、完全に取り除かれているとは言い切れないので安心しきってはならない状態でもあります。

 

(サルモネラ菌 出典:Wikipedia) 

 

サルモネラ菌は、体内に入ってすぐ発病するわけではありません。8~48時間と発病までに少し時間がかかり、中には、3日後に発病する人もいるなどという例もあります。

 

菌の潜伏期間には個人差がありますので、かなり時間が経ってからでも安心はできません。

 

免疫力が低下している人は重症化する傾向にあるため、小さなお子さんや高齢者・風邪など現在何かしらの病気にかかっている人は、できるだけ感染を防げるような生活を心がけることが重要です。

 

しかし、このサルモネラ菌、実は、70度のお湯で1分程度加熱する」ことで死滅してしまうといわれています。

 

そのため、仮に卵がサルモネラ菌に感染していたとしても、生卵ではなくゆで卵にして食べれば、サルモネラ菌による食中毒は防げるということになります。

 

ゆで卵でも食中毒は起こる

 

 

一般的に、火を通してある食材は日持ちがすると思われていますよね。

 

しかし、ゆで卵は火を通してあるとはいっても安心できない食材。

 

生卵の方が腐りやすいように思われますが、実は、生卵よりもゆで卵の方が腐りやすいのです。

 

理由は、生卵の中にある殺菌作用のあるリゾチームという成分が、ゆでた熱により機能しなくなってしまうから。卵の中にある菌を殺す作用を、ゆで卵にしてしまったことによりせっかくの作用をなくしてしまうのです。

 

ゆでた後の卵の扱いは気を使わないといけません。

 

傷んだゆで卵を食べれば、とうぜん食中毒を起こしてしまいますので、取り扱いには十分注意しましょう。

 

では、ゆで卵にあたってしまった場合の症状についてみていきましょう。

【ゆで卵食中毒の主な症状】

腹痛

下痢

嘔吐

発熱 など

 

症状が軽ければ下痢程度で済みますが、重症化すると下痢に加え、激しい腹痛・嘔吐・高熱などの症状などで苦しむことになります。

 

自力で治すのは困難なこともありますので、違和感があれば早めの医療機関の受診をオススメします。

 

ゆで卵が腐ったときの見分け方 

 

 

ゆで卵が腐ると、かなりイヤ~な臭いを発します。

 

人間が本能的に「食べたら危険」と思うほどの異臭がするので、そこまでの臭いがすれば、さすがに誰も食べようとは思わない…とは思われますが、ちょっとした異臭・違和感であれば、食べてしまう人もいるかもしれません。

 

茹でたから大丈夫と思わず、茹でたあとのゆで卵は、なるべく調理してから2時間以内には食べるようにしましょう。

 

食べないのであれば、冷蔵庫に入れて保管し、その日のうちに食べきることをオススメします。

 

また、夏場はすぐに腐る傾向にあります。ゆで卵の取り扱いには十分に気を付けて、食中毒にならないようにしましょう。

 

安全なゆで卵の作り方・賞味期限


 

ゆで卵は、沸騰したお湯に必ず「5分以上」入れて加熱して作りましょう。

 

白身も黄身もしっかり固めることがとっても重要…黄身は6570度で、白身は7578度でかたまります。

 

固ゆで卵であれば10分ほど加熱すればOK.

 

そこまで茹でればサルモネラ菌の心配はなくなります。

 

ちなみに、サルモネラ菌は加熱でのみ死滅します。冷凍しても死滅しませんので勘違いしないようにしてくださいね。

 

ゆで卵の賞味期間は3~4日ほどです(冷蔵保存の場合)。

 

あくまでも、かたく茹でた上に殻にひびが入っていないことが条件。半熟であったり、殻にひびが入っているなど、条件の違う場合のゆで卵ではまた賞味期限が変わってきますので注意してください。

 

温泉卵と半熟卵の危険性について

 

 

さて、固ゆで卵なら大丈夫というのであれば、温泉卵と半熟卵ではどうなのでしょうか?

 

結論から言えば、どちらも食中道の可能性はあります。

 

温泉卵と半熟卵についてそれぞれ詳しくみていきましょう。

【半熟卵】

黄身がトロッとした状態。半熟状態にも好みがありますが、固ゆで卵と違って白身も黄身もゆるい状態なのが半熟卵です。

 好みの半熟状態によって加熱時間は異なりますが、安心して食べるためには、固ゆで卵と同様に最低でも沸騰したお湯に5分以上の加熱をするようにしましょう。

【温泉卵】

卵の殻を割ると中身がドロッと出てきて、食べるとトロトロな温泉卵。半熟卵とはまた違った味わいでおいしいですよね。

 温泉卵は約70度のお湯で2030分加熱することで作られています。

そのため、温泉卵にサルモネラ菌による食中毒が起こる可能性はかなり低いと考えていいでしょう。

 

温泉卵・半熟卵、保存するのであれば、常温ではなく必ず「冷蔵庫」に入れるようにしましょう。

 

また、もしお弁当に入れるのであれば、温泉卵や半熟卵で持っていってはいけません。お弁当として持って行くのであれば必ず「固ゆで卵」で持っていくようにしましょう。

 

卵(黄身)の色の違いは腐っている証拠?

 

茹で上がったゆで卵の黄身の色をみて「あれ?腐ってる?」とちょっと怪しげに感じたことはありませんか?

 

傷むが進むと卵の色は、徐々に黄色から緑がかった色へと変化していきます。

 

白身も少しずつ茶色っぽい色へと変化していきます。

 

しかし、そうではなくて、黄身の色が薄めの黄色だったりオレンジがかっていたりとした色の違いの場合は卵が痛んだわけではありませんので心配ありません。

 

卵の黄身の色は、鶏が食べる飼料の種類で変わります。

 

薄い黄色だからといって、傷みが進んでいるわけではありませんし、濃いオレンジだからといって、卵の様子がおかしいわけではありません。

 

卵の殻に至っても、色の違いというものがありますよね。

 

まとめ

 卵の食中毒の原因はサルモネラ菌によるもの。

 ゆで卵にあたると腹痛や嘔吐などの症状がでる。

 安全なゆで卵は熱湯で5分以上加熱しよう。

 半熟卵・温泉卵、どちらも半熟状態だが作る過程に違いがある。

 卵の殻や黄身の色の違いは鶏の飼料の違いが原因。

 

いかがでしたでしょうか?

 

卵の食中毒で一番こわいサルモネラ菌も、ゆで卵にしてしまえば死滅してしまうので安全です。

 

だからといって、ゆで卵なら食中毒にならないのか?というのも大間違いなんですね。

 

ゆで卵にすればサルモネラ菌の危険からは免れますが、今度は日持ちがしないので傷むスピードが速まってしまいます。

 

ゆで卵にしたら、その後の取り扱いには十分気を付けて保存してくださいね。

 

食中毒にならないためにも、ゆで卵は、なるべく早めに食べることをオススメします。