【喉に空気がたまる感じ】この原因は?空気呑気症に注意!効果的な対処法を紹介

 

 なんだか最近、喉に空気がたまるような不快感が続いている。

 大事な話をしている最中なのにゲップやおならがこみ上げる。

 お腹が張って苦しいと感じる事が多くなった。

 

もし、これらの症状が思い当たるという方はもしかしたら「空気呑気症」という病気かもしれません。

 

今回は、喉に空気がたまる感じがする原因・空気呑気症という病気について解説をしていきます。

 

目次

喉に空気がたまる感じがする。原因は?

 

 

・喉に空気が溜まっている気がする

・喉の奥が圧迫されているような感じがする。

 

このような症状が出る場合、考えられる原因はどのようなものがあるのでしょうか?

 

考えられる原因をいくつか挙げますので、もしこのような症状で悩んでいる方がいれば自分の症状と照らし合わせてみて下さいね。

 

①単純に空気が喉の奥に溜まっている場合

まず、頻繁に起きているわけではない場合はたまたま空気が溜まっただけという事が考えられます。

 

ゲップが出そうで出なかった時などに感じる違和感ですね。

 

ゲップとして溜まった空気を出したり、時間経過と共に解消される場合が多く頻度が少なければ心配する必要はなさそうです。

 

②自律神経失調症の症状として現れる

次に、自律神経失調症で起きる症状の一つとして喉がつまった感じを感じる場合があります。

 

自律神経は内臓器官全てと繋がっているため、自律神経が乱れると内臓器官を含めて様々な部位で様々な症状が引き起こされます。

 

大抵の場合、自律神経失調症であれば喉の奥に感じる違和感以外にも身体の不調が現れる事が多いのですが考えられる原因の一つです。

 

③空気呑気症(空気嚥下症)

喉に空気がたまる感じが頻繁に起きる、ゲップやオナラが出るなどの症状が起きている場合、一番考えられる原因がこの空気呑気症(くうきどんきしょう)または空気嚥下症(くうきえんげしょう)と呼ばれる病気です。

 

本来呼吸によって取り込んだ空気は肺を通って循環しますが、空気呑気症の方は大量の空気を飲み込んでしまい、胃や食道へと空気が溜まってしまうのです。

 

飲みこんだ空気が食道に溜まれば喉に空気が溜まるような不快感を感じますし、胃に溜まればお腹の張りやゲップが、腸に溜まればオナラという症状がでる病気です。

 

喉に空気が溜まる感じが高い頻度で起きる方は、空気呑気症の可能性があります。

 

それでは、空気呑気症に焦点を当ててより詳しい解説や対処法などについて紹介していきたいと思います。

 

空気呑気症(空気嚥下症)になる3つの原因

 

 

それでは、なぜ空気呑気症は起こるのでしょうか?

 

空気呑気症を引き起こす原因について詳しく解説していきます。

 

①ストレス

空気呑気症を引き起こす一番の要因とされているのがストレスです。

 

喉に空気がたまる感じを引き起こす原因として自律神経失調症もありましたが、自律神経失調症を引き起こす原因もストレスが多い事からもストレスを感じやすい現代社会において、私たちは様々な病気リスクに日々さらされていることがわかりますね。

 

ストレス社会とも言われる現代社会において、ある意味誰にでも空気呑気症を発症する可能性があると言えますので、症状が出ていない方も決して対岸の火事ではないですよ?

 

緊張した場面や人と話している最中に喉に空気が溜まる感じがしたり、ゲップやオナラがこみ上げる事が多いという人はストレスによって空気呑気症が引き起こされている可能性を疑ってみましょう。

 

②歯の噛みしめが原因になる場合も

空気呑気症を引き起こす要因として、歯の噛みしめというものがあります。

 

平常時、私たちの口の中で歯は少し開いている状態になっています。

 

この記事を読んでいる今まさにご自分の口の中に意識を向けてみて下さい。

 

どうですか?リラックスした状態であれば、上の歯と下の歯はくっついていない事がわかるはずです。

 

もし、歯がついた状態や噛みしめている場合は無意識に歯を噛みしめてしまっているという事になります。

 

歯を噛みしめている状態は、舌が上あごに付きやすく唾液を飲み込みやすい状態となっています。つまり、唾液と一緒に空気を飲み込む機会がそれだけ増えるとも言い換えられるのです。

 

歯の噛みしめが原因で起きる空気呑気症は「噛みしめ呑気症候群」と呼ばれています。

 

噛みしめ呑気症候群は、通常の空気呑気症で引き起こされる症状に加え頭痛や肩こりを引き起こしたり歯が欠ける、すり減る、歯肉炎やアゴの痛みを引き起こす症状も現れやすくなります。

 

噛みしめという言葉の印象から、グググっ!と歯を食いしばるような状態をイメージしがちですが、上の歯と下の歯が付いた状態や軽くかみ合わせている状態も含んでいます。

 

ふとした時に、自分の口の中へと意識を向けて奥歯を軽く噛みしめているかどうかをチェックしてみて下さい。

 

リラックスしている、と感じているにも関わらず奥歯が触れ合っていたら噛みしめのクセがあるかもしれませんよ?

 

③早食い

食事を終えるのが異常に早い人っていますよね。

 

一緒に食べ始めたハズなのに、気が付くと食事を終えていてせかされているような気がするものです。

 

このような早食いの方は注意してください。

 

早食いの方は、食事と共に空気も飲み込む事になり、空気呑気症を引き起こす原因になる場合があるからです。

 

もしかして空気呑気症かな?予防や対処法を紹介

 

 

ここまで読み進めてきて、あれ?もしかして私って空気呑気症?と不安になってしまった方もいるかもしれません。

 

そこで、最後に空気呑気症にならない為の予防対策や対処法について紹介します。

 

しかし、空気呑気症や噛みしめ呑気症候群は、残念ながら短期間で治る病気ではありません。

 

これから紹介する方法を実践して、予防や改善に役立てていきましょう。

 

①自分なりのストレス解消法を実践してストレスを溜めない

ストレスを溜めない事は非常に大事です。

 

それが出来れば苦労が無いという声が聞こえてきそうですが、やはり現代病と言える様々な病気の原因No1はストレスです。

 

ストレスの解消法は、人それぞれなので一概にこうすればストレスが無くなります!という方法は残念ながらありません。

 

一般的に言われるストレス解消法としては、適度な運動や外出が良いとされています。

 

ストレスが溜まって身体に不調が現れると、休日はゆっくりと家に居てゴロゴロして身体を休めたいと思いがちですが、悪循環になる事が多いです。

 

ストレスが溜まっているなぁと感じた時こそ、積極的に外出をしてみてはいかがですか?

 

ちなみに、筆者のストレス解消法はウォーキングです。寒い時期は腰が重くなりますが、歩き終えると妙に気分が冴えていいものですよ。

 

案外、悩んでいたり考え事をしている時もウォーキング中に妙案が浮かんだりする副次的効果もあったりしますのでおすすめです。

 

②噛みしめ癖があるなら意識して改善を。

空気呑気症を引き起こす原因に噛みしめがあると紹介しました。

 

もし、自分が無意識に噛みしめているようであれば意識して噛みしめをしないように注意してみましょう。

 

たったそれだけ?と思うかもしれませんが、意識をするかしないかでは大きな違いがありますので、噛みしめ癖があると自覚している場合は「噛みしめない」事を強く意識して生活してみましょう。

 

また、腹式呼吸でゆっくり深呼吸をしたり寝ている時に歯ぎしりをするクセがある方はマウスピースの使用という方法もありますよ。

 

③食事をゆっくり食べる

早食いも原因とお伝えしましたが、食事をゆっくり食べる事を意識するのも効果的です。

 

良く噛んで、ゆっくり時間をかけて食事を摂る事は空気呑気症の予防改善のみならず健康にも良い為、是非とも意識したいところですね。

 

お味噌汁などを飲む際も、音をたてて飲むとマナーが悪いだけでなく空気を多く飲み込む原因になってしまいます。汁物を飲む際は上品に飲むと良いですよ。

 

良く噛んで、ゆっくりと、上品に食事をする事を意識してみましょう。

 

まとめ

 喉に空気が溜まる感じは自律神経失調症や空気呑気症の疑いあり

 空気呑気症はストレスや噛みしめによって起きる

 早食いが原因になる場合もある

 予防、対処法はストレスや噛みしめを無くす事が大事

 食事はゆっくり、良く噛んで上品に食べましょう

 

いかがでしたか?

 

ストレスを溜めない、という対処法は様々な病気の予防や改善法でよく見かけます。

 

しかし、簡単にストレスを溜めない・ストレスを解消すると言われてもなかなか難しいものですよね。

 

ストレスを解消しなきゃ!とそれがストレスになってしまっては本末転倒です。

 

空気呑気症かもしれない?と思い当たる場合は、改善法を実践することも大事ですが、病院へ行って診断してもらう事によって悩みの原因が解りストレスが無くなる事もありますから、不安を感じている方は病院でしっかり診てもらいましょうね。