出産を経験された女性でも、特に初めての出産ともなれば、赤ちゃんのお世話にまだ慣れないため、体力的に辛く感じることもあるでしょう。
そんな時、栄養ドリンクを飲んで少しでも元気になりたい!などと感じるママも少なくありません。
しかし、赤ちゃんに授乳しているとなると、ママが摂取する食べ物や飲み物はやっぱりその成分が気になります。
そこで、ここでは、授乳中でも赤ちゃんに影響を与えない、安心して飲むことができる栄養ドリンクの選び方や母乳への影響をまとめてみました。
目次
授乳中のママでも栄養ドリンクは飲んでもいい?
栄養ドリンクは、体力回復のためのビタミンやアミノ酸を豊富に含んでおり、滋養強壮に効果が高いため、授乳中のママだけではなく、多くの方が愛飲されているのではないでしょうか?
また、最近ではコンビニなどでも手軽に購入することができるため、より私たちの健康にも密接な関わりを持っていることが分かります。
この栄養ドリンクですが、実際、授乳中のママであっても飲んでも良いのでしょうか?
栄養ドリンクには必ず成分表示やその効能が記載されています。
その記載事項の中に「産前産後の滋養強壮」また「妊娠中授乳期の滋養強壮」などと記載されている場合は、摂取するに問題はありません。
しかし、栄養ドリンクの種類によっては、妊娠中や授乳期の服用を避けなければならないものもあるため、実際に服用しようと思う栄養ドリンクがある場合は、必ず説明書きの確認を怠ることのないようにしてください。
栄養ドリンクを選ぶポイント
①アルコールが含まれていないものを選ぶ
栄養ドリンクは、アルコール成分を含むものが多く、これは、生薬の成分を抽出する際にエタノールを使用していることが挙げられます。
しかし、もしもアルコール成分が含まれていたとしても、授乳には差し支えなく影響もほどんどみられないため、安心して摂取しても良いでしょう。
なお、そのような方はいないと思いますが、栄養ドリンクを過剰摂取した場合は、アルコール成分も蓄積されてしまいますが、通常栄養ドリンクは1日1本を目安とし、過剰摂取は避けるようにしてください。
②カフェインが含まれていないものを選ぶ
ほとんどの栄養ドリンクにはカフェインが含まれています。
このカフェインはコーヒーや緑茶にも含まれていますが、実際に大量摂取した場合こそ健康被害が及ぶことになりますので特に妊娠中の過剰摂取は控えるようにしましょう。
カフェインには眠気や倦怠感を鷺池覗き、脳の神経を刺激する作用を持ちますが、過剰摂取することで気分が興奮し、不眠症状に陥ることもあります。
そのため、普段から栄養ドリンクに頼りすぎることで、その効果を実感することができなくなることもあるため、本当に身体が疲れた時だけの摂取に留めるようにしましょう。
カフェイン摂取は赤ちゃんにどう影響するの?
多くの栄養ドリンクが販売されていますが、ほとんどカフェインを含みます。
実際、そのカフェインは赤ちゃんが飲む母乳に移行してしまうため、その母乳を飲んだ赤ちゃんに直接影響が及びます。
なお、授乳期の1歳未満の赤ちゃんは、まだカフェインを代謝する能力が引くいため、ママが栄養ドリンクを摂取すると、やはり赤ちゃんの健康に大きな影響が出てしまいます。
例えば、赤ちゃんなのに眠ることができない、また、夜中に何度も起きている割にお昼寝もしない、機嫌が悪くよく泣くようになったなど、明らかにカフェインがママの母乳に移行しているかが分かります。
このようなことから、授乳中のママは、必要以上の栄養ドリンクの摂取は控えるべきであることが分かります。
栄養ドリンクの中でも強いカフェインには要注意
疲労回復のための栄養ドリンクは、缶コーヒーに含まれるカフェインの50%ほど含むものも販売されています。
つまり、栄養ドリンクなのに缶コーヒーと同等もしくはそれ以上のカフェインを含むものがあるということです。
このような栄養ドリンクを授乳中のママが摂取してはいけません。
だからこそ、赤ちゃんへの影響を考慮し、栄養ドリンクを摂取する場合は、しっかりと成分表示や記載事項を確認してから購入するようにしましょう。
摂取しても良い栄養ドリンクの特徴
ここからは、授乳中のママでも摂取しても良い栄養ドリンクをご紹介します。
①ノンカフェインの栄養ドリンクを摂取しよう
だからと言って、疲れた身体に少しでも栄養補給しようとママが手にした栄養ドリンクのすべてが授乳中にNGというわけではありません。
中にはノンカフェインの栄養ドリンクが販売されているため、そのような栄養ドリンクであれば母乳に移行することもなく、ママも安心して摂取でき、赤ちゃんも安心して母乳を飲むことができます。
あらゆる種類が販売されているため、味の好みなど、ママが実際に様々な種類を試してみられるのも良いですね。
②カロリーが摂取範囲内のものを選ぼう
授乳中のママは、どうしても母乳から自身の栄養を赤ちゃんに与えることになるため、自分自身への栄養補給が足りなくなることもあります。
そのため、授乳中のママは、1日2000〜2500kcalものカロリーが必要となります。
とは言え、カロリーを過剰摂取することで肥満につながることを考慮すると、食事から摂取するカロリーと、栄養ドリンクから摂取するカロリーをしっかりと計算して、1日の摂取カロリーの上限を超えることのない食生活を送ることが大切です。
③糖分が少ないものを
糖分や脂肪部が多い食事を摂取することで、乳腺が詰まり、乳腺炎を起こしたり、母乳の質が悪くなると言われているため、過剰に糖分摂取を行うことも避けるようにしましょう。
近年では、昔とは違って、出産後のママの健康状態も非常に問われる時代となりました。
そのため、あらゆる指導により、良い方向へ改善させる傾向にあります。
このようなことから、栄養ドリンクを摂取する際は、当分がどれほど含まれているか、また、他の栄養素を摂取する際の総カロリーも念頭においておくようにしましょう。
④カフェイン入りを摂取した場合は授乳時間に注意すること
1本栄養ドリンクを摂取した場合、次の授乳までは3〜5時間の時間を空けてから授乳を行ってください。
これは、カフェインが身体の中で代謝される目安の時間とされているため、最低でもこの時間を守って授乳を行うようにしてください。
授乳中におすすめの栄養ドリンク
ここからは、授乳中でも摂取可能なおすすめの栄養ドリンクをご紹介します。
①リポビタンフィール
リポビタンシリーズは、CMでもお馴染みですね。
タウリンやグリシン、ビタミンB群を豊富に含み、ノンカフェインでありながらも1本7kcalという低カロリーであることから、カロリーを気にせずに飲むことができます。
②チョコラBBドリンクビット
チョコラBBシリーズも女性ならではの商品ラインナップです。
ビタミンB2やB6を配合していてノンカフェインであることから、授乳中のママも抵抗なく摂取することができます。
まとめ
授乳中でも赤ちゃんに影響を与えず、安心して飲むことができる栄養ドリンクの選び方や母乳への影響、ママにおすすめの栄養ドリンクをご紹介しましたが、いかがでしたか?
授乳中でも飲める栄養ドリンクを探す時は・・・
・アルコールが含まれていないものを選ぶ。
・カフェインが含まれていないものを選ぶ。
また、カフェインは母乳に直接移行してしまうため、赤ちゃんに与える母乳に悪影響を及ぼしてしまいます。
栄養ドリンクを摂取する際は・・・
・ノンカフェインの栄養ドリンクを摂取しよう。
・カロリーが摂取範囲内のものを選ぼう。
・糖分が少ないものを選ぼう。
・カフェイン入りの栄養ドリンクを摂取した場合は授乳時間に注意すること。
これらを守って摂取するようにしましょう。