シャワー派、湯船派でお風呂の入り方も人それぞれ違いますが、寒くなってくると暖かい湯船に浸かるのはとても気持ちがいいですよね。
そんな時に入浴剤などを入れることによってよりリラックス効果を得ている方も多いのではないでしょうか。
ただ、敏感肌やアトピーなどを持っている方は特に入浴剤の種類によっては、「どうしても肌に合わなくてせっかく買ったのに使えない・・・」ということありませんか?
それなりに成分に気を使った入浴剤も発売されている中で・・・
✔ アスコルビン酸”を入れたお風呂は肌にいいという噂がありますが本当なのでしょうか?
✔ アスコルビン酸ってなに?
と疑問を持つ方も多いと思います。
そこで今回は、そんなアスコルビン酸の正体や入浴剤としての効果について、徹底的に解説していきます。
目次
アスコルビン酸とは?
アスコルビン酸という名前だと聞き覚えがない方も多いと思いますが、アスコルビン酸とは「ビタミンC」のことです。
呼び方が違うだけでとても身近な成分なんです。
食品や美容品に入っていることも多いですし女性は特に意識して摂取している人も多いのではないでしょうか。
抗酸化作用や美容効果はもちろん、コラーゲンを生成するためにとても大切なものなんです。
このビタミンCは体で作ることができないので食事で体に摂取する必要があるのですが、よくある「過剰摂取」になってしまったらどうしようと心配する人もいるでしょう。
でも安心してください!ビタミンCは水溶性なので摂取しすぎたとしても体から流れ出て行ってしまいます。
たとえ摂取しすぎたとしても何か病気や体に支障が出たりするわけではないので安心ですね。
ただ、逆にいえば流れ出てしまうものなので毎日しっかりと摂取する必要があります。
成人されている方で1日100mgが推奨摂取量なので気をつけながら摂取しましょう。
アスコルビン酸は肌から摂取できるの?
化粧品などにも含まれており肌に浸透して皮膚にも効果をもたらせてくれます。
その効果は食品で摂取するのと同じで、抗酸化作用や美肌効果もありますが他にもくすみやたるみの予防など女性に嬉しい効果がたくさんあります。
ただ、化粧品などで塗る場合に気をつけて欲しいのが人によってはピリピリと刺激を感じてしまう事があります。
なので購入するときはテスターなどで腕に塗ってみて刺激がないか確認してから購入することをお勧めします。
人によっては腕は大丈夫だったけど顔はダメだったという場合もありますので、その場合は使用をやめる方がいいので気をつけてください。
アスコルビン酸お風呂の特徴
肌にいいアスコルビン酸がビタミンで中からも外からもどちらでも効果が得られることはわかりましたが、実際どうやって入手するか、どうやって使うのかわからなくて実践していない人も多いと思います。
そこで主な入手方法や使用方法についてもまとめてみました。
①どこで買えばいいの?
薬局などで購入する事が可能なのですが置いていないお店も多いので、インターネットショップで購入するのが一番簡単かもしれません。
レビューなども確認して自分に一番合うものを見つけましょう。
種類やメーカーによっても価格は様々ですが2000円以内で購入できるものがほとんどなので、比較的購入しやすいものであると思います。
いきなり高いのを買うのはちょっと・・・という方はAmazonで評価が良く、少量で1000円以下のものがありましたのでこちらを参考にしてみてください。
②使用方法
湯船1杯分のお湯に対してアスコルビン酸を200mg(0.2g)入れるだけなのでとても簡単なのですが、0.2gってイマイチわかりにくいかと思います。
0.2gなんて計量スプーンを使用しても計れないので困ってしまいますが、わかりやすくいうと「耳かき1杯分」くらいの分量が200mgになります。
もちろん耳かき1杯分といえど綿棒派の人などは持っていない方もいると思いますので、専用のスプーンのようなものが付属しているものを購入するとより簡単に使えそうですね。
アスコルビン酸お風呂の効果
湯船に浸かると肌がピリピリしたりかゆくなるという経験をしたことはありませんか?
もしかしたら水道水に含まれる塩素のせいかもしれません。
このアスコルビン酸お風呂がいいとされている理由が水道水に含まれる「塩素を中和してくれる」というところなんです!
塩素というとプールを思い浮かべる方が多いと思いますが、プールほど濃くはないものの水道水には塩素が含まれており、乾燥肌の方などには良くないのです。
アトピーの原因ともなってしまうこの塩素を中和してくれるおかげでアトピーが軽減された!という方もいるようです。
もし本当にアトピーに効果があるのならアトピー持ちのお子様も安心して入浴できますね!
また、にきびなどにも効果があるアスコルビン酸は気になる背中ニキビの予防や軽減も期待できます。
全ての人が問題なく効果が得られるわけではなく、人によってはアスコルビン酸自体が肌に合わないこともありますので何か違和感を感じたらすぐに使用をやめましょう。
アスコルビン酸の保存期限はあるの?
お試しで300gを購入して毎日お風呂に使用したとしても、およそ1500回分はあります。4年分くらいですね・・・かなり多い。
そうなると気になるのが保存期限ですよね。
アスコルビン酸は保存方法を気をつけないとその効果を得られなくなってしまう場合があります。
特徴として・・・
- 酸化しやすい
- 光で分解されやすい
- 熱に弱い
というのがあります。
一番いい方法は、「しっかりと密封して冷蔵庫や冷暗所で保管する」ということです。
そもそもアスコルビン酸の粉末は食品として販売されているものですので長くても3年程度が限度として、あまりにも時間が経ったものは食べる、ということはせずに破棄するか、どうしても使いたい場合は自己判断でお風呂に入れるなどして使用するほうがいいです。
うまく使い切るためにはお風呂以外にも食べて摂取するほうがいいといえますね。
アスコルビン酸の入れすぎには注意!
様々な効果がある分使い方には気をつけないと逆効果になってしまう場合があります。
一番やってはいけないのは「入れすぎること」です。
0.2gととても少ない分量で済むのはいいところですがその分量がわからなくて適量に入れてしまったり、「こんなので効果あるの?」と思ってたくさん入れてしまうのは絶対にしてはいけません。
もちろん「使いきれないから」という理由でたくさん入れるのもNGです。
体内に摂取する分には過剰摂取による影響はありませんがお肌は違います。
ビタミンに敏感なお肌の人の場合入れすぎてしまうと肌が刺激されピリピリしたりかゆくなったり、赤くなってしまってせっかくの効果が全く得られなくなってしまいます。
薬でよくある「用法、用量を守って使いましょう」というのと同じです。
余ったアスコルビン酸を美味しく摂取する方法
「お風呂に入れてみたら肌に合わなかった」「お風呂に入れるだけでは余る」という場合ももちろんあると思います。
そんな時は食品として摂取するのがいいですよ!
ただ、アスコルビン酸はビタミンですからもちろん酸味があります。
そのまま粉末を飲むにしても酸っぱいものが苦手な人は特に厳しいと思います。そんな時になるべく美味しく摂取できる方法をご紹介します。
ぜひお風呂に入れるプラスαで試してみてくださいね!
①乳製品に混ぜる
ヨーグルトなどに混ぜて食べると比較的酸味を感じにくく摂取できると思います。
ヨーグルトだけでは酸っぱい!という場合は蜂蜜などを入れて甘くしましょう。
②ジュースに混ぜる
一番合うのはやはりオレンジやグレープフルーツなどの柑橘系ですが、
酸っぱい以外に何か味があるわけではないので色々なものに混ぜて飲むことができます。
紅茶などに混ぜてレモンがわりにしてしまうのもいいかもしれません。
スポーツなどをする方だと水に混ぜてレモン水風にして飲むのもいいですね。
③酸味のある食品と混ぜる
酢の物などが好きな方は特にこの方法がいいかもしれません。
もともと酸味のあるものに混ぜるので味に違和感が出ることもありませんし、酸っぱいものが好きな人にはお勧めの食べ方です。
④凍らせる
普段飲み物などに使用する氷を作る時に水に混ぜてから凍らせる方法もあります。
これだと飲み物にそのまま入れるよりも水と混ざっていることにより酸味も薄まりますし、冷たい飲み物を飲むことができるので一石二鳥ですね。
もちろん、酸味を感じない速さで飲む!というのもいいと思いますが、少し工夫するだけでその苦痛が軽減されて毎日摂取できるようになります。
まとめ
まとめ
✔ ビタミンCなので肌にいい効果がたくさん。
✔ 水道水の塩素が中和され肌に優しいお湯になる。
✔ アトピーの人の改善効果がある。
✔ 全ての人にいいわけではない。
✔ 入れすぎには注意が必要。
✔ 保存は冷暗所or冷蔵庫で!
いかがでしたでしょうか?
少しの量のアスコルビン酸を入れることによって様々な肌にいい効果が得られます。
これからどんどん寒くなり乾燥など肌も敏感になる季節になりますので、ずっと綺麗な肌で居続けるために試してみたいですね。
通常の入浴剤のように匂いがあるわけではないため物足りなく感じる場合は、お好みのアロマオイルを数滴垂らしてリラックスするのもいいと思います。
ただ肌に合わない場合ももちろんありますので、使用する前にはパッチテストを一度行うほうがいいと思います。