【バスの運賃箱に1円・5円玉は使っていい?】恥じないために!!徹底解説します!

 

バスの運賃は小銭がたくさんいることが多いですよね。

 

いざ運賃を払う時に小銭がちょうどの金額ないことはよくあることだと思います。

 

そんな時、1円 や5円を合わせればちょうど運賃が払えるけど…果たして使ってもいいのかと悩んだことはないでしょうか?

 

結局わからないまま両替をして支払うこともあると思います。

 

果たして、バスの運賃箱に1円 や5円は使えるのか…。

 

今回は、なかなかとっさには聞けないこの疑問について、徹底解説します!

 

目次

運賃箱の種類によって支払えるかは異なる!

 

1円玉・5円玉は使えるかは、地域やバス会社によって運賃箱の種類が違い、それによって使える場合と使えない場合があります。

 

まずは、運賃箱の種類をいくつかあげてみましょう。

 

①ベルトコンベア式運賃箱(目測式)

一番古い種類のものですが、今でも確かに使われています。

 

これは、透明のボックス内に運賃を入れると、ベルトコンベアの上を流れるようにして下部の金庫に落ちていくという仕組みです。

 

ベルトコンベアから金庫に落ちるまでの間に、運転士さんが目測で投入金額を数えて確認します。

 

カウンター(計測器)などはありません。

 

乗客が多い時などは運転手さんも大忙しですね。

 

②ベルトコンベア式運賃箱(カメラ付き)

①と同様に運賃箱にまず運賃を入れると、ベルトコンベアの上を運賃が流れていきます。

 

するとカメラがベルトコンベア上を映し出し、その映像がモニターに映り投入金額の確認ができるというものです。

 

運転手さんと乗客の両方から見ることができるので、しっかり確認できますね。

 

③ベルトコンベア式運賃箱(カウンター付き)

これは、運賃がベルトコンベアの上を流れると、金庫に落ちる前に機械が自動で計測し、金額を運転手席側のモニターに映し出すというものです。

 

運転手さんが数えなくても入れた金額が分かるので、数え間違いがなく、運転手さんも少し楽になります。

 

④自動計測式運賃箱

自動販売機のような硬貨投入口に運賃を入れると、自動で計測してモニターに投入金額を映し出します。

 

これも運転手さんが目測で数える必要が無いので負担が少し減りますね。

 

中には正しい金額が入ったらチャイムがなる機械や釣り銭が出る機械もあるようです。

 

バスの運賃箱に1円玉・5円玉は使っていい?

 

以上のように、大きく分けても4種類の運賃箱がありました。

 

では、果たして1円玉・5円玉が使える運賃箱はあるのでしょうか?

 

①目測型の運賃箱はOK

目測型の運賃箱は、運転手さんの目で見て確認するので1円玉や5円玉が混ざっても問題ない場合が多いです。

 

ただ、混んでいる場合など慌ただしい時には数えるのが大変ですし、他のお客さんの分と混ざらないようにしなければならなく、時間がかかってしまうので断られるかもしれません。

 

②カメラ付きの運賃箱もOK

カメラ付きの運賃箱も、モニターに金額が映し出されるものなので、最終的に目で確認することで投入金額を確認することができます。

 

混んでいなければ、1円玉や5円玉を使えるでしょう。

 

でも、やはり混んでいる時はなかなか確認しづらいので断られるかもしれません。

 

③カウンター付きの運賃箱&自動計測式の運賃箱はOKの場合もアリ!

カウンター付きの運賃箱や自動計測式の運賃箱は、機械が自動で投入金額を計測するものです。

 

機械が1円玉や5円玉を認識するタイプでしたら問題ありません。

 

しかし、機械によっては1円玉や5円玉を認識できない場合があります。

 

その場合、運賃が足りないと認識されたりして結局両替しなければならなくなります。

 

事前に運転手さんに1円玉や5円玉が使えるか確認しておいた方が無難でしょう!

 

運賃箱に1円玉、5円玉を投入する時の注意点

 

運賃箱の種類や混み具合によって1円玉や5円玉が使える時と使えない時があることが分かりました。

 

ここでは、いざ使おうと思った時、気をつけた方が良い点についてご紹介していきます。

 

注意点

 

  • どの運賃箱でも、先に運転手さんに「1円 (もしくは5円)が混ざってもいいですか?」と確認しましょう。

 

15円が使えない場合もありますので、必ず確認するのが良いです。また、いきなり、1 (もしくは5 )を入れられるとカウントが追い付かない可能性が高いので、必ず一言断っておきましょう。

 

  • 投入する時は、一度に入れず少しずつゆっくり入れましょう。

 

目視でも自動計測でも一度に入れると正確に数えられない場合があります。また、一度に入れることで詰まりの原因になってしまうので、気をつけましょう。

 

  • 何人もそこで降りる際にはできるだけ列の一番後ろに並ぶようにしましょう。

 

投入や計測に時間がかかる場合があるので、出口が混雑してしまいますので、周りの乗客のことも考えておきましょう。

 

 

全額1円&5円玉で払うことは可能か?

 

では、全ての運賃を1円玉や5円玉だけで支払うことはできるのでしょうか。

 

実は、一度に使える硬貨には制限があるんです。

 

「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」の「第7条」で、使用できる硬貨は「額面価格の20倍まで」と規定されています。

 

これは、それぞれの種類の硬貨を一度に使えるのは20枚までということです。

 

もちろん、受け取り側が許可すれば20枚以上の使用も問題ありません。

 

しかし、多量の硬貨を使うことで計測に時間がかかってしまうので、このような法律があります。

 

また、法律に基づくと、1円玉、5円玉が使える環境では、例えば230円の運賃を10円玉11枚、5円玉20枚、1円玉20枚で払うことができます。

 

とは言え、バスでは運転手さんが一人でバスの運行も運賃の管理もするので、なるべく手間とならないように、使う硬貨は少なめにした方が親切です。

 

1円・5円玉が使えない場合はどうすれば良い?

 

バスを降りる時になってお財布を確認すると、硬貨が1円玉や5円玉を合わせないと運賃が足りないということもあるでしょう。

 

そんな時、1円玉や5円玉が使えないとなると、やはり両替機で両替するしかないです。

 

たいていのバスには1000円までは両替で崩すことができます。ここはやはり小銭で払うのを諦めて、両替機で1000円札や500円玉を両替しましょう。

 

もし、1000円札もなく5000円札や1万円札しかない場合は、バスが停車している間に運転手さんに相談してみましょう。

 

何かいい方法があるかもしれません。

 

しかし、やはりバスに乗る前に小銭がちょうどあるかどうか確認しておき、もし小銭がなく、しかも高額紙幣しかないという場合は、コンビニなどでお金を崩すなどしておいた方がスムーズでしょう。

 

まとめ

まとめ

 

 運賃箱は・ベルトコンベア式(目測・カメラ付き)・ベルトコンベア式(カウンター付き)・自動計測式がある。

 

 目測型やカメラ付きは、運転手さんが確認するため1円・5円も使える場合が多いが、混んでいる場合は時間がかかるので断られることもある。

 

 カウンター付きや自動計測式は、1円・5円を認識できない場合がある。

 

 先に運転手さんに1円や5円が使えるか確認する。

 

 もし使える場合は、正確に計測できない、またつまりの原因になるため一度に入れない。また、時間が列の一番後ろに並ぶこと。

 

 それぞれの種類の硬貨を一度に使えるのは20枚まで。

 

 5000円や1万円しかない場合は、バスが停車している間に運転手さんに相談する。