【車のガソリンのE】意味は?Eになってからどのくらいの距離走れる?徹底解説!

 

車を運転される方の多くはガソリン残量があと少しになってちょっと焦ってしまったという経験はありませんか?

 

特に知らない道を走っている時であれば、最寄りのガソリンスタンドまで足りるのか不安でハラハラしますよね。

 

さて、車のガソリンメーターには「E」という表示がありますが、Eが何を意味するのかご存知でしょうか?

 

今回はこの「E」が何を意味しているのか?また一番気になる実際にEになってからどのくらいの距離を走ることができるのか?などについてご紹介します。

 

目次

ガソリンメーターの「E」の意味

 

 

ガソリンメーターにある「E」という表示は、英語の「Empty(空の)」の頭文字から来ています。

 

つまり、ガソリンメーターの給油ランプが点灯し、Eゲージに達してしまった時はメーター上では「ガソリンが空っぽだよ。」という事を意味しています。

 

ちなみに、ガソリンが満タンの時の「F」は同じく英語の「FULL(いっぱい)」の頭文字から来ています。

 

「E」になってからどのくらいの距離を走れる?

 

 

ガソリンの給油ランプが点灯し、Eゲージに近づくと、「Eになってからどの位走れるのだろう。」と思った事はありませんか?

 

Eになるとやはりガス欠ということで止まってしまうのでしょうか。

 

Eになってから何キロ走れるの?

メーカーや車種、走行時の天気や乗車人数、運転の仕方など様々な要因で変わってきますので、一概にあと何キロ走れるか判断することはできません。

 

ただ、給油ランプが点灯しても、そこから更に50km~100kmは走る車が多いようです。

 

たとえEになっても空っぽというわけではなく、大体5Lのガソリン残量があるという状態です。

 

それは、高速道路などを走っていてガス欠で停車するようなトラブルを避ける為とも言われています。

 

残量が5Lあれば、Eゲージに達してもよほどの事ではない限り、次のガソリンスタンドまで走る事ができます。

 

ちなみに、高速道路では大体50kmおきにガソリンスタンドがあるようで、どうやらその距離が目安になっているようです。

 

ただし、中にはEゲージに達してからすぐにガス欠で止まってしまったという方もいらっしゃるようです。心臓にも車にも良くないので、やはり給油は早目にした方が良さそうですね。

 

ガソリンメーターの残油量は正確なのか?

 

 

ガソリンメーターの残湯量はアナログで計測されているので、あまり正確だとは言えません。

 

ガソリンタンク内には金属棒が浮かせてあり、その金属棒の抵抗器がガソリンの液面に触れる事でガソリン残量を計測しています。

 

その為、平地で停車している時は良いのですが坂道やでこぼこ道などを走っている際はガソリンの液面も激しく揺れ、正確な計測は難しいはずです。

 

また、最近の車は残油航続距離がデジタル表示されているタイプの物も多いですが、この距離も目安というだけで正確性には欠けます。

 

それは、これまでの平均燃費を元に残油量から算出した平均的な距離に過ぎないからです。

 

「まだ○○km走れるから大丈夫。」と鷹をくくっていたら痛い目にあうこともあるかもしれません。

 

燃費を良くする運転方法

 

 

ガソリンの給油マークが付いたのに、ガソリンスタンドが一向に見当たらない時は本当に気が気ではありませんよね。

 

そんな時は、少しでも燃費の良い運転を心掛けて走行可能距離を伸ばしたいですね。

 

では、燃費を良くする運転方法はどういうものかご紹介します。

 

①アクセルの踏み方に注意する

アクセルを強く踏み込むと燃費は悪くなるという事は聞いたことがある方も多いでしょう。

 

しかし、逆にゆっくりとアクセルを踏むのも燃費節約にならない場合があるのです。

 

アクセルをゆっくり踏む、つまり低速で走行すると目的地まで時間がかかります。

 

それに、信号などで停車する回数が増えれば、燃費の節約どころか、悪くなってしまうこともあるのです。

 

アクセルを踏み込むとエンジンの回転数が増えてしまいますので、エンジンの回転数はあまり上げないようにし、一定の速度で走る事を心掛けてください。

 

速度で言えば、大体時速50~60キロ、高速道路では時速80キロ程度で走るのが良いでしょう。遅すぎても速すぎてもダメなのです。

 

②空気圧をチェックする

 

 

燃費を高めるにはタイヤの空気圧も大きく関わってきます。

 

タイヤの空気圧が低い状態で走行するとタイヤの変形により道を走る度に抵抗が生まれてしまいます。

 

スムーズにタイヤが転がるのと、そうでない場合はやはりスムーズに転がった方が燃費は良いのです。

 

その為、出掛ける際にはタイヤの空気圧は少し高めに入れておくのがポイントの1つです。

 

③フットブレーキよりエンジンブレーキを使う

下り坂や遠くの赤信号があらかじめ確認できており、停止位置が予測できる場合などはなるべくフットブレーキよりもエンジンブレーキを使うようにしましょう。

 

エンジンブレーキはエンジンの回転数を上げる事により機械抵抗が増え、その結果、車が止まるという仕組みです。

 

一見エンジンの回転数が上がるという事で、燃費が悪くなるのでは?と考えがちですが、エンジンの回転数が上がることで燃費が悪くなるのはアクセルを踏み込んだ時だけです。

 

エンジンブレーキの場合はエンジンの慣性によって回転はしている状態ですが、実際にはガソリンは供給されていません。

 

フットブレーキを多用するとブレーキの効きが悪くなったりする可能性がありますので、燃費や車の為にもエンジンブレーキを使った運転を心掛けることが大切です。

 

④エアコンを使わない

 

 

エアコンを使わないという方法も燃費の節約の大きなポイントです。

 

エアコンを使うと、コンプレッサーが作動し、燃費が悪くなります。

 

エアコンを付けている時と付けていない時の燃費の差は10~20パーセント近くあるとも言われています。

 

とはいえ、猛暑時には究極の選択とも言えますね。

 

高速道路でガス欠は立派な交通違反

 

 

さて、ここまでガソリンEゲージに達した際の残湯量や燃費の良い運転方法などについてご紹介してきましたが、ここでちょっと高速道路でガス欠になった場合はどうなるかということをご紹介します。

 

交通違反で罰金?

「道路交通法第75条の10条」には運転者は高速道路を走行する際に燃料や冷却水、エンジンオイルが不足しないようにしなくてはいけないという事が規定されています。

 

と言う事は、燃料が不足してしまった=ガス欠の場合は立派な交通違反になってしまうのです。

 

その為、罰金が科せられる場合もあるようです。

 

確かに、高速道路走行中のガス欠は周りにとても迷惑ですし、何より大事故などの危険を伴います。

 

余裕をもって早目にガソリンを入れるだけですので、十分注意しましょう。

 

まとめ

・ガソリンメーターの「E」は英語の「Empty(空の)」という単語の頭文字を取ったもの。

 

・Eになってからどのくらいの距離が走れるのかは一概には言えないが、大体5Lは残湯量があると言われている。

 

・メーターの残湯量はアナログで計測されている為、正確とは言えない。

 

・燃費を良くする方法はタイヤの空気圧は高めに入れ、アクセルを踏み込まず一定の速度で走る事。エンジンブレーキを使うことなどである。

 

・高速道路走行中のガス欠は交通違反で罰金が科せられることもある。

 

ガソリンの残湯量がEになっても、安全上の考慮から完全にガス欠で停車してしまう車は少ないようですね。

 

とはいえ、道中は何が起きるかわかりません。走行前に早目にガソリンを入れておくことが大切ですね。

 

ハラハラすることないよう、心に余裕をもって安全運転を心掛けましょう。