どこからともなくやってきては部屋を縦横無尽に飛び回るコバエ。
駆除しても駆除してもまたコバエが出てきたという経験はありませんか?
小さなお子さんやペットがいるご家庭はなかなか殺虫剤を使いたくないという方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は、殺虫剤を一切使わず、めんつゆや酢などの食品を使って簡単にできる駆除方法や観葉植物についたコバエ対策などをご紹介します。
目次
コバエとその生態
体長が2~3mmなどの小さなハエ類をコバエと呼びます。
コバエと言ってもその種類は6種類程あり、食品なら何でも好きというコバエや腐った食品や植物が好き、はたまた、臭い水が好きなコバエとその好みもそれぞれです。
8月を除く6月~10月頃に掛けて発生しやすくなります。
コバエは約25℃が繁殖しやすいと言われており、8月は暑すぎて逆に繁殖しづらいのです。
食品などのニオイにつられて、屋外から網戸や小さな隙間を通って屋内に入ってきます。
キッチンのシンクに残ったわずかなカスやお風呂場の排水溝に溜まった髪の毛にも湧きます。
コバエは繁殖力が強く、少ない餌でも大発生するのです。食品に混入しやすく、屋内で発生してしまうと衛生面が気になります。
一般的なコバエの駆除方法
①殺虫剤を使う
効果は抜群ですが、キッチンで使う場合や食事中などには使用できないというデメリットもありますね。
小さなお子さんやペットがいるご家庭でもなるべく使用は避けたいという方も多いのではないでしょうか?
②コバエホイホイ
置くだけなので簡単ですが、コバエの種類によっては効果がない場合もあります。
また、キッチンやお風呂場、トイレなど部屋のあちこちに置きたい場合はコストが気になるところではないでしょうか?
効果抜群!!手作りコバエトラップ(コバエ取り)の作り方
殺虫剤を使うのに抵抗があるという方は是非、手作りのコバエトラップを作りましょう!
次にご紹介するのはどこのご家庭にもある物で簡単に作る事ができる物です。
①めんつゆを使ったコバエトラップの作り方
【用意する物】
・めんつゆ
・食器用洗剤
・容器
汚れ
作り方
❶紙コップやペットボトルの上の方を切った物を用意する(背の低い方が効果的)
❷1の容器に水を1cm程、めんつゆと食器用洗剤をそれぞれ数敵入れる
❸そのまま10日間程放置する
※めんつゆは濃縮タイプ、ストレートタイプどちらでも良いです
注意点
カビが生えたらすぐに処分してください。また、コバエトラップには洗剤が入っていますので、小さなお子さんやペットが誤って口にしてしまわないように注意してください
②酢やお酒を使ったコバエトラップの作り方
めんつゆの代わりにお酢やお酒を使ってもコバエトラップはできます。作り方はめんつゆを使ったコバエトラップの作り方①~③と同様です。
【用意する物】
・酢
・お酒
・容器
汚れ
つくり方
❶コップやペットボトルの上の方を切った物を用意する(背の低い方が効果的)
❷1の容器に水を1cm程、酢とお酒をそれぞれ数敵入れる
❸そのまま10日間程放置する
注意点
カビが生えたらすぐに処分してください。
手作りコバエトラップをより効果的にする方法
効果的にするほうほうを4つ紹介します。
・アルミカップなどの明るい容器を使う→明るい所にコバエは寄りやすいため
・香り付きの食器用洗剤を使う→強い香りに寄ってきやすいため
・数日間そのままにする→トラップが腐敗し始めてから効果が出る場合があるため
・口が広い容器を選ぶ→トラップのにおいを広範囲に広げるため
キッチンや浴室のコバエ予防3つのポイント
① 食べ物や飲み物を放置しない
食べ残しや飲み残しはコバエの大好物です。
特にアルコールなどの発酵した物にはショウジョウバエが集まってきます。
食品や飲料はキッチンに放置せず、冷蔵庫にすぐに入れるか、処分してしまいましょう。飲み物を処分する際は容器をよく洗うことも大切です。
飲み物を飲んだコップを洗わずキッチンに置いておくこともNGです。
②キッチンや浴室の排水溝は常に清潔に
排水溝はとても汚れやすく、少し掃除をサボるとヌメりやカビが発生する場所です。だからこそ、こめまに掃除をする習慣を身に付けましょう。
汚れた排水溝は臭いも発生し、コバエにとって恰好の発生源になります。
③生ごみは直接ゴミ箱に捨てない
蓋付きのゴミ箱であっても、生ごみを直接捨てるのは良くありません。
ゴミ箱の蓋を開けた瞬間にコバエが中に入り、ゴミ箱の中に産卵し、それが孵化して大発生する事態になりかねないからです。
生ごみを捨てる際は、水気を良く切り、一度ビニール袋に入れてから密閉、それからゴミ箱に捨てましょう。
観葉植物に発生したコバエのおすすめ対策方法
続いては観葉植物に発生するコバエの対策方法です。
観葉植物にたかるコバエの場合、そのほとんどがキノコバエと呼ばれる種類です。
このキノコバエは有機腐葉土などを好み、土に産卵するので、めんつゆトラップやその他の食品を使った手作りトラップは通用しません。
その為、別の対策が必要となります。
大切な観葉植物をコバエから守るおすすめの対策方法は以下の通りです。
①土を入れ替える
観葉植物の表面から深さ約5cmの土を取り除きましょう。
キノコバエの繁殖域は深さ約2~3cmであると言われている為、土の総入れ替えをする必要はないのです。
取り除いた土の替りには「赤玉土」などの無機土を入れてあげましょう。
無機土にはキノコバエの栄養分を含まない為、再発生を防ぐことができます。
②水をやり過ぎない
常に湿った土や水の受け皿に溜まった水はコバエが発生する原因の1つです。
水は土が乾いたらあげるようにし、あげ過ぎない事が大切です。
③鉢カバーがある場合はよく洗う
観葉植物に鉢カバーなどをしている場合、一度綺麗に洗って乾かしてから使いましょう。
鉢カバーにコバエの卵が付着していると、せっかく土を入れ替えるなどの対策を行っても、またコバエが発生してしまいます。
④アロマスプレーでコバエを寄せ付かせないようにする
ペパーミント、ラベンダー、ユーカリ、ゼラニウムなどのアロマオイルの香りはコバエが嫌がるようです。
このアロマオイルで安心安全のコバエ除けスプレーを作りましょう。
出来上がった、スプレーを観葉植物の土に掛けるだけでコバエが寄り付かなくなります。
【用意する物】
・上記のアロマオイルどれか一種類
・スプレーボトル50ml
・水(45ml)
汚れ
つくり方
❶スプレーボトルに水を入れて、アロマオイルを5滴入れる
❷ボトルを良く振り、完成です
まとめ
コバエの駆除方法や対策をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?
どれもすぐにできる事ですので是非お試しください。また、コバエを発生させない為には以下の事に気を付けてくださいね。
・屋外からコバエを侵入させないよう、ドアや窓は開けっぱなしにしない。網戸は目の細かい物を使用すること。
・キッチンやお風呂場やトイレなどの水回りは常に清潔にし、水気を切ること。
・生ごみを放置しないこと。
・観葉植物の土は腐葉土などの有機質の土ではなく、赤玉土などの無機土を使う事。
・観葉植物の水はあげすぎないこと。
・アロマオイルを利用する。
コバエが部屋を飛び回るという光景は気持ちが良いものではありませんよね。
この機会にコバエ駆除&コバエの発生を予防し、本当に心地の良い空間を目指しましょう!