【お葬式の子供の靴】スニーカーは非常識!?参列マナーとして良い靴・NGな靴について

 

身内のお葬式などでは、子供も参列することが多いですよね。

 

子供は成長が早いのでフォーマルな服を常に準備することは難しく・・・

「ちょうどいいものを持ち合わせていない…」

「今あるものでどうにか対応できないものかな…」

など、困った経験をされた方もいらっしゃると思います。

 

出来れば「専用」のものでなく、日頃からも使えるものが家計も助かり一石二鳥ですよね。

 

今回は多くの方が悩みがちな「お葬式参列時の子供の靴」について、徹底的に解説していきたいと思います。

 

目次

お葬式参列マナーとして良い靴

①ローファー

大人の場合避けるべきとされているローファーですが、お子様の葬儀参列の際には、一番適している靴とされています。

 

また、小さなお子様や小学生制服をお持ちの中学生・高校生でも幅広い年齢層に向いています。

 

特に小さなお子様の場合、男女問わず使用できるものも多く、もしサイズアウトしてしまっても兄妹などでそのまま使用できるのでおすすめです。

 

②スニーカー

お葬式の参列時、スニーカーでも良いとされています。

 

ですが注意するべき点もあります。

  • 黒か紺または白
  • 装飾がない物
  • キャラクター性の低い物
  • 歩く際に光などが出ないもの

 

スニーカーでの参列が可能であれば、お子様も履きなれていますしお手持ちのもので対応できるので、当日慌てなくて済みますね。

 

真っ黒なスニーカーは、特に女の子向けの場合、店頭に無いことが多いように思います。

 

そんな時は、白のスニーカーでも構いません。

 

子供の参列の場合、決まった基準がないので本当に悩みますよね。

 

ましてやお葬式の事はなかなか人に聞く機会がないのが実情です。

 

子供の場合、周りの方もそこまで服装を気にされる方もいらっしゃらないかと思いますので、必ずしもすべての条件をクリアしたものをそろえる必要はありません。

 

ただそんな中でも最低限のマナーは大切にしたいですよね。

 

そこでお次はお子様の場合でも、葬儀参列の際は避けた方がいい靴についてご紹介していきます。

 

お葬式参列マナーとしてNGな靴

①サンダル・ミュール

夏場など暑い時期は履かせても良いかと思いがちです。

 

しかし、やはり葬儀の場所。落ち着いた色・キャラクターものでなかったとしてもサンダルは「カジュアル」なものと見なされます。

 

絶対に避けてください。

 

②ブーツ

冬場などは小さなお子様でも履いているのを良く見かけますよね。

 

特にムートンブーツなど、とても暖かそうで冬場の参列の場合は履かせたくなります。

 

暗めの色合いのものも販売されているのでお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、葬儀参列時には適さない靴ですのでお勧めできません。

 

寒い季節の場合は違う方法で防寒対策を取りましょう。

 

また、靴の装飾などについても注意するべきものがあります。

 

・クロコダイル模様や動物柄などの型押しの靴

お葬式の場で「殺生」が連想されるものはNGとされています

 

・エナメルなどの光沢があるもの

葬儀の際は「光る」ものは避けるべきとされています

 

・音が鳴る靴

お子様がどこにいるか把握しやすいですが、厳粛な雰囲気の妨げになるので避けましょう

 

お葬式に適している靴下

 

お葬式の靴についてご紹介しましたが、併せて「靴下」についてもご紹介したいと思います。

 

①ソックス・ハイソックス

ふくらはぎまでの「ソックス」、ひざ下までの長さがあるものを「ハイソックス」といいます。

 

男の子などの半ズボンでの参列を想像していただくとわかりやすいかもしれません。

 

色は「黒・白または紺」が望ましいとされ、この「ソックス」「ハイソックス」が、葬儀参列において最適な靴下と言えます。

 

刺繍などが入っている場合「ワンポイント」程度であれば特に問題はありません。

 

②タイツ

大人の場合、冬でもタイツでの参列はあまりよくないとされています。

 

しかし、お子様の場合大人と違い、そこまで厳密な決まりはありません。

 

ですので、例えば冬の葬儀などで会場が寒い可能性が考えられる場合、ズボンやスカートの下にタイツを履かせてあげるとそれだけで防寒対策にもなりおすすめです。

 

タイツの場合、色は靴下と同様「黒・白または紺」にするようにしましょう。

 

お葬式に好ましくない靴下

①ニーハイ靴下

太ももの位置までの靴下をさします。

 

ニーハイを履く場合、短いスカートやショートパンツと合わせることが多いですよね。

 

葬儀の場合、「露出」は好ましくないとされており、いくら色合いに注意を払ったとしても、短いスカートなどは好ましくありません。

 

この内容を加味して、ニーハイはおすすめしません。

 

②くるぶし丈の靴下

最近では、男女問わず履いているのを良く見かけますね。

 

靴から靴下が見えず、スタイリッシュな印象で私も普段から履く機会が多いですが、こちらもやはり葬儀参列の場合には向きません。

 

特に、中学生や高校生のお子様が参列される場合、多くの方が見逃しがちなので注意しましょう。

 

③ルーズソックス

最近ではあまり見かけなくなりましたが、女子高生の間で流行していました。

 

こちらは「ファッション性」が重視の為、避けた方が良い靴下に入ります。

 

先にも述べましたが、葬儀参列時のお子様の服装を厳密にとやかく言ってくる方はいらっしゃらないと思います。

 

ですので、葬儀のためにわざわざお子様用の服をそろえる必要はなく、少しくらいなら装飾などがあっても、お手持ちの服の中で落ち着いた配色のものを選び、着させてあげると良いかと思います。

 

制服がある学生のお子様が参列される場合は、制服の色にかかわらず制服を着用し、着崩したりせず「学生らしい」制服の着こなしにするよう注意しましよう。

 

まとめ

まとめ

 

 男の子・女の子・どちらにも一番お勧めなのは「ローファー」。

 

 スニーカーでの参列も可だが、色など注意が必要。

 

 派手な色のもの・キャラクターもの・装飾などがついているものは避ける。(小さい装飾やワンポイントのキャラクターなどであれば構わない)

 

 小さい子でも「音が鳴る靴」は適さない。

 

 ブーツやミュールなども避ける。

 

 靴下も黒・白または紺を選ぶ。

 

 くるぶし丈のソックスは葬儀参列の場合には適さない。

 

 

いかかでしたでしょうか?

 

滅多に無い機会なのでいざその時になると、いつもと勝手が違い予想以上に慌ただしくなってしまいます。

 

また、小さいお子様は特に成長が早く常に一式揃えておくことはとても難しいと思います。

 

普段でも使用でき、改まった場面にも対応できるシンプルな服や靴を一つ持っておくといざというときに慌てずに済むかと思います。

 

また、最近では子供服専門の店舗も多くあり様々なシチュエーションに合わせた商品を一つの店舗で選ぶことができます。

 

購入とまではいかずとも、普段の買い物の際にどの店舗にどのようなバリエーションのものがあるかなど、確認しておくとよいかもしれません。

 

葬儀の際に大切なことは「ファッション性」ではありません。

 

靴や靴下同様、髪型に関しても忘れがちですが、特に女の子の場合は大きなリボンなどはできれば避けたいですね。

 

いかにシンプルにまとめられるかを考えてコーディネートしていただければ簡単かもしれません。

 

お葬式という故人との最後の大切な時間を後悔のないものにしていただけたらと思います。