低階層・中階層・高階層、マンションを選ぶ時、あなたならどの階層に住みたいと思いますか?
住みたい階層の好みは人それぞれ。自分の住みたい階層に住めばいいのですが、どうやら巷では3階に人気が集中しているんだそうです。
なんで1~2階じゃなくて、4階以上でなく3階なのでしょうか?
今回はマンション3階、この階のメリット・デメリットについてご紹介します。
目次
居住する際に注目したいポイント
安心して住みやすいマンションに住みたいのであれば、賃料など金銭面はもちろんですが、その他のあらゆる面に注目しておきたいものです。
そのためには、最低でも以下のようなポイントは抑えておきましょう。
✔ 防犯面
✔ 陽当たり
✔ 騒音面
✔ 害虫の有無
✔ 災害時 など
車の音や人の話し声が外から聞こえてくる。また、カーテンを開けると人と目が合ってしまうなどといった部屋では、リラックスして生活ができないですよね。
陽当たりが悪いと一日中部屋の電気を付けておかないといけないケースもありますし、洗濯物の乾きも悪くなってしまいます。
また、エレベーターが設置されているマンションに住む場合、エレベーターが止まってしまっては不便になってしまう階層もあるはずです。
このようなポイントを抑えつつ、住む階層を考えていきましょう。
低階層・高階層のメリット&デメリット
一般的に低階層(1~2階)は、災害時には逃げやすいなどのメリットがありますが、騒音面・防犯面、また害虫が発生しやすいなどのデメリットがあります。
また、4階以上の高層階になると陽当たりや風当たりなどが良く、またゴキブリや蚊などといった害虫が減るなどメリットがありますが、階段での上り下りはかなり負担を感じるといったデメリットが生じます。
エレベーター設置のマンションは便利ですが、災害などトラブルでエレベーターが止まってしまうことを考えると、災害時に階段を使わなければなるため、その時のことも考えておかなければならないでしょう。
3階は意外に人気な階層
どの階層に住むにしても、ある程度のメリット・デメリットはあるものです。
どのような点を重視すべきは人によりますが、低くもなく高くもない3階はいろんな面において「ちょうどいい」と考える人が多くいるために人気があります。
何階建てのマンションの3階か、また周辺の環境にもよるところはありますが、総合的に考えても3階は住みやすい階層といえるでしょう。
3階に住むメリット【6つ】
①エレベーターと階段の使い分けられる
1階はもちろんエレベーターの使用の必要はなしですね。
さて、では2階以上になるとどうなるでしょうか。
2階も特に必要性を感じられませんが、それでも重い荷物を持っているときなど、エレベーターを使いたいときが時はあるはずです。
ただ、エレベーター使用時に乗っているのが自分だけならいいのですが、複数の住人(上層階の住人)が乗っている場合、案外2階でエレベーターを止めると、「そこでエレベーターを止めるなよ」的な感じで、その人達に白い目で見られてしまうことが少なからずあるようです。
2階の住人がエレベーターを使ってはいけないなんて決まりはありませんが、同じマンションの住人に白い目で見られてしまうというのは、あまり気分がいいものじゃないですよね。
さて、では4階以上となるとどうなるでしょう。
4階以上となると、荷物を持っている時はもちろんのこと、手ぶらでも階段での上り下りに負担を感じるようになってしまいます。
エレベーターがないと移動がとっても大変。でも、電気系統のトラブルなどでエレベーターが止まってしまった場合、階段移動となるわけですから負担が出てきます。
しかし、3階はそれらの点をクリアできます。
階段での移動が可能です。楽とは言えないはものの、良い運動程度に感じられるとの意見が多くみられます。
また、3階ともなると、荷物を持っている時にエレベーターを使用しても、上層階の住人に変な目でみられることがなくなります。
②陽当たり・風当りが良い
周りに高い建物があると少し難しくなってくるかもしれませんが、低い建物ばかりの環境であれば、近くに建物があっても十分な陽当たりを確保することができます。
3階は、それなりの高さがあるので人の目も気にせず窓を開けておくができます。
良い風が入ってきて快適ですよ。
陽当たり・風当りがよければ、洗濯物の乾きがグンとよくなり一石二鳥です。
③災害時の避難が比較的楽
近年、ゲリラ豪雨などによる水害で床下浸水などの被害が多くみられますが、3階ともなれば浸水の心配がなくなります。
また、災害時は、エレベーターが止まってしまいますし、動いていたとしてもいつ止まってしまうか不安になるところ。上記でも述べたように3階は階段での移動に負担を感じにくいので困ることがありません。
④防犯面においての安全性が高くなる
最下階と最上階は空き巣など泥棒の類が入り易い状況にあります。
2階もマンションのそ傍に塀などがあれば、それを足掛かりにして侵入されてしまう危険性が出てきます。
この点において3階建てマンションの3階であると危険になってしまいますが、4階以上あるようなマンションの3階ともなるとちょうど入りにくくなるため、安全性を保てるようになります。
また、外からの視線が気にならないケースが多く、カーテン・窓を開けておくことができます。
⑤外からの音が聞こえづらい
車の音や人の話し声、また、人が歩く音など外から聞こえてくる音があまり聞こえなくなってくるのが3階です。
低層階であると、それら外の音が近いためうるさくなりがち。
階層が高くなればなるほど静かな環境が手に入ります。
⑥ゴキブリや蚊などの害虫が少なくなる
周辺環境によるところもあるのですが、3階ともなると低階層に比べてグッと害虫の数が減ります。
特に虫が多くなる夏場は過ごしやすくなりますよ。
3階に住むデメリット【3つ】
①家の中の音が気になる
外の音ではなく、家の中の生活音が気になるようになります。
自分が発する音だけでなく、上階住民と下階住民の生活音など、部屋の中から発せられる音が気になるようになります。
お互い様ではあるものの、大きな音はもちろんのこと、小さな音でも毎日となるとストレスになることも考えれます。
②セミが入ってくることがある
ゴキブリや蚊などの害虫の発生率は少なくなりますが、周辺に森などといった木がうっそうと生えている場所があると、夏場はセミが入ってくる可能性があります。
特に夏の終わりなど、セミの寿命が尽きる時期は要注意。
窓を開けておくと部屋の中で暴れていたり、力尽きているときもあるので要注意です。
③階下のニオイに悩まされる
低層階の人など下から発っしてくるニオイが上に上がってきます。
タバコのニオイの他にも、バーベキューや焚火など、窓を開けていれば煙と共にそのニオイが部屋の中へ。
窓を開けていなくても洗濯物を外に干していれば、洗濯物にニオイが付いてしまいます。
まとめ
まとめ
✔ 賃料の他にもいくつか注目するべきポイントがある。
✔ 低階層には低階層の、高階層には高階層のメリット&デメリットがある。
✔ 3階は総合的に考えて住みやすい環境といえる階層。
✔ エレベーターと階段のどちらも使える。
✔ 陽当たり、風当りとともに良好。
✔ 災害時に避難する際便利に移動できる。
✔ 防犯性も高いので安全。
✔ 騒音に悩まされづらい。
✔ 害虫問題がクリアになる。
✔ 外からの音は聞こえづらくても、中の音が気になることもある。
✔ 外に漂うニオイが気になる。
いかがでしたでしょうか?
デメリットは比較的少ないようにみえますが、隣にビル等立っていれば眺望が悪くなってしまいますし、そのビル内の人と目が合うなど、デメリットは周りの環境に左右されることが多くみられます。
鳩など鳥類が多くみられる地域だと、フン被害に合ってしまうことも考えらえます。
マンション選びの際は、階層だけでなく周辺環境のこともよく考慮するとよいのではないでしょうか。