【センチリットルとは】意味やclからmlへの換算方法!日本では使われていない?

 

センチリットル、皆さんは聞いたことがあるでしょうか?

 

今回は、単位のお話です。

 

日本ではお馴染みのmL(ミリリットル)やL(リットル)など、主に液体などの量を表す単位にはcL(センチリットル)という単位が存在します。

 

センチリットルとは、どの程度の量を表すのか?

 

世界ではメジャーな単位なのか?などについてご紹介していきます。

 

目次

clからmlへの換算方法

 

 

効き馴染みのないセンチリットル。我々日本人に馴染み深いミリリットルに換算するとどの程度の量なのでしょうか?

 

ズバリ、10ミリリットル=1センチリットル です。

 

ちなみに、10センチリットル=1デシリットル になります。

 

つまり、学生時代に学んだデシリットルと馴染みのあるミリリットルの丁度中間に位置するのがセンチリットルになります。

 

つまり・・・

1リットル=10デシリットル=100センチリットル=1000ミリリットルです。

 

センチリットルが日本で使われない理由

 

 

センチリットルがどの程度の量を表すのかはわかりました。

 

しかし、日本においてその表記を見る事はほとんどありません。

 

飲料水などで用いられる単位として、日本でメジャーな単位はLとml。また、医療機関などでは輸血パックなどでdLが使用される場合があります。

 

センチリットルが使われることはほとんどありません。一方、欧州では飲料水などの量を示す値としてセンチリットルがよく使用されます。

 

残念ながら、日本で使われない明確な理由を指し示す根拠はわかりません。

 

しかし、飲料メーカーなどでmL表記を使う理由として挙げられる点として内容量が多く見える利点などがあります。

 

例えば、ビールなどの表記で350mLと表記されるのと35cLと表記されるのとで比べた場合を考えれば納得ですよね。

 

日本で使用されないというよりは、使う必要性が無いまま今日に至る、というほうが正しいようです。

 

リットルの表記の今

 

 

世代にもよるかもしれませんが、リットルと言えばℓ←これを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

 

実は、このℓ表記は現在公的には間違った表記なのを知っていましたか?

 

世界基準の単位として現在推奨されているリットル表記は「L」大文字のエルです。

 

小文字の「l」を使用する事は間違いではないのですが、アラビア数字の1に酷似している為、Lを用いる事を規定とされる場合が多いのです。

 

ちなみに、日本でも産業技術総合研究所がL表記を推奨していたり農林水産省の省令でL表記を用いる事を規定したりしています。

 

ちょっと寄り道~cc表記って何?~

 

 

ここで、日本でよく使われている単位として忘れてはいけないccという単位について。

 

料理をしていても、飲み物を買う時などでも○○ccという単位も日本ではよく見かけるハズです。それでは、ccとはどの程度の量なのでしょうか?

 

ズバリ、1mL=1ccです

 

そもそも、ccとは立方センチメートルを意味します。

 

欧州などでは、ccと表記せずにccmと表記する事が多い単位です。つまり、ccとは㎤の略語なんです。

 

こちらについても、国際的に単位を話し合う機関では物議を呼んでおり厳密に計算した場合は微小な誤差が生じる!という声があるようですが、我々一般人は、そこまで細かい事を気にしていると生活が成り立ちませんので、気にせず1mL=1ccと覚えておくといいでしょう。

 

日本では使われない単位

日本では使われることがほとんど無いセンチリットル。

 

センチリットル以外にも日本ではあまり使われない単位はたくさん存在します。

 

①重さの単位 オンス ポンド

 

 

日本では、重さと言えばキログラムやグラムを使用する事がほとんどです。

 

恐らく、日本でオンスやポンドという単位を聞く機会が一番あるのはボクシングでは無いでしょうか?

 

それもそのはず、ボクシング大国であるアメリカではむしろ、重さと言えばポンドを使うのが当たり前というほど日常的に使われている単位です。

 

では、1pound(ポンド)はどれくらいの重さなのでしょうか?

 

答えは約453グラム。

 

全くピンときませんよね。500グラムでもなく450グラムでも無い。453グラム。

 

日本人から見れば、なぜそのような中途半端な重さなのか釈然としませんが、とにかくアメリカではこのポンドが当たり前の重さ単位となっています。

 

さらに、ピンとこない話になりますが・・・1ポンド=16ounce(オンス)になります。

 

グラムで換算すると、1オンス=約28グラム

 

お国が違えば・・・とは言いますが私たち日本人にとってはかなり使いづらそうな単位ですよね。

 

言い換えれば、日本で使用されない理由を考える必要が無いほど使いづらい単位と言えそうです。

 

余談ですが、パウンドケーキってありますよね?

 

この、パウンドとはpoundを指しておりケーキを作る際の材料がそれぞれ1ポンドである事からそう呼ばれるようになりました。

 

②距離の単位 ヤード マイル

 

 

他にもフィートやインチなどもありますが、今回は割愛します。

 

と、いうのもヤードやマイルはスポーツ観戦などをする機会がある方は日本人であっても耳にする機会が多そうな単位なので取り上げました。

 

まず、ヤードはゴルフを見る・やる方であればお馴染みの単位かもしれません。

 

しかし、その長さは全く馴染めないかもしれません。

 

1ヤードをセンチメートル表記に換算すると約91㎝。

 

こちらも、日本人からすると何とも中途半端な距離となっておりますが、ゴルフでは世界共通でこのヤード表記が使用されていますね。

 

お次は、マイルです。

 

メートル表記に直しましょう。1マイル=約1.6mです。

 

やはりピンと来ない長さですが、アメリカなどでは距離を表す場合ほとんどがこのマイル表記となっています。

 

スポーツ観戦で言うと、メジャーリーグ。野球が好きな方だと聞き馴染みがある単位かもしれません。

 

 

日本の場合、速さの単位として一般的に使用されているのは時速/kmです。

 

これは、投手が投げた球の速さを表す時や自動車での速度などでおなじみですね。アメリカの場合、時速/マイルが一般的です。

 

ですので、メジャーリーグなどで球速を表す場合、球速○○マイルと表記されます。

 

今でこそ、そこまで珍しくない球速になってしまいましたが一昔前は夢の100マイルを投手は目指していました。時速に直すと約160kmという事ですね。

 

メートル法とヤード・ポンド法

 

 

単位基準として、メートル法とヤード・ポンド法というものがあります。

 

メートル法は、地球物理を基準としておりフランスで発祥したものです。

 

一方、ヤード・ポンド法はイギリスで発祥した身体単位であり、マイルの起源は人間が1000歩歩いた時の距離である事が起因して、メートル法に直すと違和感のある数値になります。

 

日本では、フランス発祥のメートル法が一般的に使用されている一方でフランスでは使用されているセンチリットルなどは全く使用されていません。

 

多文化を取り入れた際に、使いやすくしたり取捨選択をしながら取り入れる日本らしさがそこにはあるのかもしれませんね。

 

まとめ

・センチリットルとは10ミリリットルを意味する単位。

・日本では全く使われないが欧州ではメジャーな単位。

・現在、ℓは使用されない。lかLで表記が正解。

・日本では使われない単位がいくつもある。

 

いかがでしたでしょうか?

 

センチリットル表記、日本で普及する事は今後もなさそうですね。

 

しかし、海外旅行でヨーロッパへ行った際にcL表記の飲料水を探してみると面白いかもしれませんね。