【雨傘の紫外線(UV)防止】日傘のようなuvカット効果はある?雨傘を日傘にする方法も!

 

春先から夏にかけての外出時に気になるのは紫外線ですね。

 

紫外線が人体に与える影響はとても大きく、シミやシワなどの肌老化だけではなく、皮膚がんや免疫低下などの原因になると言われています。

 

そこで紫外線カットに有効なのが日傘ですが、雨傘と日傘は一体何が違うのでしょうか?雨傘には日傘のようなUVカット効果はあるのでしょうか?

 

また、家を出る時は雨が降っていたのに、すぐに晴れた時に便利な雨傘を日傘にする方法などをご紹介します!

 

目次

雨傘と日傘の違い

 

そもそも、雨傘と日傘にはどのような違いがあるのでしょうか。以下に違いを簡単にまとめてみました。

 

雨傘の特徴

・雨に濡れないように傘が広め

・防水加工や撥水加工が施されている

・日傘に比べると大きい為、重い物が多い

・材質は高密度ナイロンやビニール、ポリエステルなどが使われている

・空気を通さない

 

日傘の特徴

・雨傘に比べると傘は小さ目

・防水加工ではなく、UVカット加工がされている場合が多い(※UVカットがされていない日傘もあります。)

・デザイン性に富んでいる

・雨傘に比べると軽い

・材質は綿、麻、シルクなどの天然素材が使われている物が多い

・空気を通す

 

このように一般的に、雨傘と日傘は素材や施されている加工、大きさや通気性などに違いがあります。

 

やはり、雨傘は強い雨でも濡れないように大き目に作られていて、日傘の方は日除けができる位のサイズでなるべくコンパクトになっています。

 

このように、使用目的により作りがそれぞれ違うようです。

 

雨傘には日傘の代わりになる?

 

 

では、肝心の雨傘を日傘の代わりに使う事はできないのかという点について、結論から言うと、雨傘も十分日傘の代わりになります。

 

ビニール傘を除いて、雨傘にはある程度のUVカット効果があるのです。だから、雨傘でも差さないよりは断然差した方が紫外線対策になります。

 

特に、黒や紺などのなるべく濃い色の物であれば、90%以上のUVカット効果があると言われています。

 

UVカット加工という表示がある場合、傘の生地に「UV液」と言われる薬剤でコーティングされているということです。

 

しかし、UVカット加工されている傘と普通の黒や紺の雨傘のUVカット効果は実のところ5~10%程しか変わらないのです。

 

ということは、雨傘にもUVカット効果があるということです。

 

白い雨傘はUVカット効果が低い!?

 

 

白は涼しげで暑い季節にはピッタリの色ですね。

 

逆に、黒はちょっと暑苦しく、重々しく見えてしまうかもしれません。だから、夏は白い傘を使いたいという方も多いでしょう。

 

しかし、白い傘は黒い傘と比べて地面に当たった紫外線をカットする効果が低いのです。

 

どういうことかというと、色が持つ性質上、黒は紫外線を吸収し、白は紫外線を反射します。上から照りつける日差しと紫外線をカットするという点においてみれば、確かにどちらも効果が高いです。

 

ただ、上から降り注ぐ紫外線が地面に当たり、反射した際、白だと照り返してしまうのです。この照り返しはあなどれないもので、けっこう日焼けしてしまいます。

 

そういうことで、黒い傘と比べると白いものはUVカット効果が劣るということになってしまいます。

 

雨傘を日傘にする方法・コツ

 

 

先にもご紹介した通り、雨傘には十分UVカット効果がありますが、以下の事に気を付けて選ぶとより日傘として効果的でしょう。

CHECK!

・色は白より黒や紺などの濃い色

→照り返しによる日焼けを防ぐため

 

・ポリエステル生地を選ぶ

→元々どの素材よりもUVカット効果が高い

 

・厚みのある生地を選ぶ

→紫外線が通過しにくい

 

上記に付け加え、雨傘はサイズが大きく、日常使いにはちょっと重い物が多いのでなるべく軽めを選ぶと使いやすいかもしれませんね。

 

晴雨兼用と雨晴兼用傘には違いがある

 

 

さて、雨傘を日傘として利用するという方法もありますが、雨が降っても晴れてもOKだよ!というような心強い兼用の傘も売られていますね。

 

実は、この兼用傘にも以下のような違いがあるのです。

 

もし、今お手元に兼用の傘があれば、お持ちの傘がどちらなのか確認してみてください。名前は似ているのに、そもそもの機能が違うなんて、ややこしい話です。

 

晴雨兼用タイプ

日傘に防水と撥水加工がされています。

 

普段は日傘として使用し、急な雨に対応できるという事で兼用となっています。

 

ただし、あくまでも日傘がベースとなっているものなので、雨傘として長時間使用したり、豪雨に対応できるような耐久性には乏しいのです。

 

ということは、雨傘は別に持っておく必要があるということです。

 

雨晴兼用タイプ

雨傘にUV加工がされているものです。

 

こちらのベースは雨傘である為、レースなどの飾りが付けにくく、デザインの幅はあまりないでしょう。

 

これはそもそも雨傘なので、雨の中長時間使用しても、豪雨であっても大丈夫です。

 

雨の日も、晴れの日も1本だけで済ませたいというのであれば、雨晴兼用タイプをおすすめします。

 

日傘の良いところ

 

 

ここまで読んでくださった皆さんは、「じゃあ、日傘って必要ないんじゃないの!?」と思われた方もいらっしゃることでしょう。

 

雨傘で済むなら日傘なんて正直なところ必要ないようにも思えます。では、日傘が雨傘に勝っている点はどこでしょうか。

 

・デザイン性に富んでいる

・軽くて日常使いしやすい

・通気性が良く、涼しい

 

なんだかんだ言っても、やはり日傘は涼しいのです。

 

雨傘は日除け目的に作られていない為、通気性はなく、やはり熱が内にこもってしまうのです。

 

だから、夏は余計暑い。その点、日傘は紫外線カットという本来の目的+涼しさについても考えられているのでやはり体感温度は全然違うのです。

 

暑い夏を少しでも涼しく過ごしたいのであれば日傘が断然良いでしょう。

 

まとめ

 

普段何気なく使っている雨傘や日傘、どちらも紫外線対策としては効果ありだということですね。

・雨傘はUVカット効果がある

・雨傘と日傘はサイズや通気性などに違いがある

・白い傘より濃い色の傘の方がUVカット効果は高い

・晴雨兼用と雨晴兼用の傘には機能性の違いがある

・涼を求めるなら日傘が良い

 

一昔前までは日傘を差していると、「お嬢様」や「年配」などというイメージがあったようですが、近頃は男性も日除けや紫外線対策として日傘を差しているようです。

 

雨傘と日傘の違いを知って、賢く使い分けましょう!