【ケチャップの食べ過ぎ】過剰摂取による影響は?体に悪い?適正量についても紹介!

 

世代を超えて愛される調味料、ケチャップ。

 

その原材料は抗酸化作用効果が期待できる健康野菜のトマトですので、食べ過ぎの影響を考えることは無いかも知れません。

 

むしろ身体に良い悪ように思われますが・・・

 

  • ケチャップをたっぷり使ったオムライスやスパゲッティを食べ過ぎて胃が重くなったり
  • お腹を壊してしまったり
  • 体重が増えてしまったり

 

以上のように、悲しい結果になってしまうこともあります。

 

できれば、そんな心配をせずに 美味しいケチャップ料理を楽しみたいですね。

 

今回は『ケチャップの食べ過ぎ』による影響や適正量について紹介いたします。

 

目次

ケチャップの食べ過ぎは身体に悪い?

 

ケチャップの主な原料はトマトです。

 

トマトと言いますと 抗酸化作用が期待できる『リコピン』が豊富で、必須脂肪酸であるリノール酸も含まれており、栄養的には大変優秀な野菜です。

 

それがたっぷり使われているケチャップ、食べ過ぎても問題が無さそうに思えます。

 

何故、ケチャップが身体に悪い?と言われるのでしょうか。

 

ケチャップが体に悪いと言われる理由①ケチャップのカロリー

ケチャップが万人に愛される理由は あの甘さにあります。

 

ケチャップは甘い、ということはカロリーが高いのでしょうか。

 

他の甘味を感じる代表的な調味料と、大さじ1杯当たりのカロリーで比較してみますと

  • ケチャップ 18kcal
  • マヨネーズ 80kcal
  • みりん 43kcal
  • 味噌 35kcal

となっています。

 

上記に挙げました各調味料は、製造メーカーや使用する原料で若干変わって来ますが、基本はこのぐらいです。

 

ケチャップのカロリーは低いのですが、一度に使用する量が多くなりがちです。

 

甘い味には もっと食べたくなる『中毒性』があり、知らず知らずのうちに一度に使う量が多くなってしまうのです。

 

ケチャップが体に悪いと言われる理由②糖質

カロリーと同様に大さじ1杯当たりで比較してみます。

 

 ケチャップ 3.8g

 マヨネーズ 0.5g

 みりん 7.7g

 味噌 4.35.8g

 

こうして見てみますと、甘さを感じる調味料としては ケチャップは優秀です。

 

しかし、ケチャップには血糖値の上昇を示す『GI値』が高く、食べ過ぎることで血糖値が急激に上がってしまいます。

 

ケチャップの食べ過ぎによる身体への影響

 

トマトケチャップは調味料として分類されていますので、トマト以外の原材料からも身体への影響を考えてみます。

 

有名な大手メーカーさんのトマトケチャップの原材料は・・・

 

 トマト

 糖類(ぶどう糖果糖液糖、砂糖)

 醸造酢

 食塩

 玉ねぎ

 香辛料

 

よく目にする特に問題無さそうな材料で作られていますが、少し掘り下げてみます。

 

①使用されるトマトによる胃の異状や腹痛

ケチャップには、輸入トマトペーストやトマトピューレが多用されています。

 

日持ちを良くするために塩化カリウム(ソルビン酸カリウム)が使用されています。

 

塩化カリウムは、局所的な粘膜刺激作用により、潰瘍・狭窄・穿孔をきたすことがあります。

 

胃に刺激を与え、胃痛や腹痛をおこすことがあります。

 

②糖類の過剰摂取による肥満と血糖値の上昇

甘味はケチャップならではの美味しさですが、取り過ぎるとやはり肥満や糖尿病が気になります。

 

急激な血糖値の上昇は膵臓に負担がかかり糖尿病の原因となります。

 

③醸造酢は摂り過ぎるとアルコールによる中毒の恐れ

醸造とは本来『発酵・熟成』を経たものという意味ですが、、JAS法の定義では 小麦やトウモロコシなどの穀類で作られていても、醸造アルコールを混ぜて作った酢も、みんな『醸造酢』です。

 

純米酢でない限り、醸造アルコールが使われており、醸造アルコールの主原料、サトウキビの搾りかすは大量摂取すると脳の麻痺中毒性があると言われています。

 

④食塩は高血圧の原因、腎臓に悪影響も

工業的に作られる塩化ナトリウムから自然塩まで、幅広い意味合いがあります。

 

塩化ナトリウムは、高血圧の原因になります。

 

また、高血圧は最終的に腎臓病を引き起こします。

 

1日のケチャップの適正量や摂取する上での注意点

 

先ほど述べましたことをふまえまして、どのくらいの量を摂取するのが望ましいのでしょうか。

 

①1日の摂取量

野菜にも糖質の多いもの(ごぼうやレンコンなどの根菜類、かぼちゃやイモ類)がありますし、間食に甘いものを口にしたり、アルコールを摂ることを考えますと1日に摂取するケチャップの量は・・・

 

成人で 大さじ1杯程度

幼児ですと 小さじ1杯程度

 

が適量になります。

 

トマトケチャップ大さじ1杯に含まれる塩分は0.5g、糖質は3.8gです。

 

健康な成人の摂取基準は、体重に因って変わって来ますが、一般的に 塩分の場合、男性8g以下 女性7g以下とされています。

 

糖質は 年齢や労働量によって変わってきますが、デスクワークで仕事量が小さい成人の場合、男性330g,女性270gと言われています。

 

②摂取する上での注意点

適正量で使用する場合は問題は無いですが、例えば、お付き合いなどで適量を超えそうな場合は糖質を排出してくれる食物繊維の多いものを一緒に摂るのが良いでしょう。

 

食物繊維が多いものと言いますと、野菜が筆頭に挙げられますが、かぼちゃやごぼう、にんじんなど、糖質の多い野菜もありますので葉物野菜や海藻類が良いでしょう。

 

また、食べる順番も大切になってきます。

 

まず、野菜から食べ始め、次にたんぱく質が摂れる肉や魚、その次に炭水化物という食べ方をしますと急激な血糖値の上昇を抑えてくれます。

 

俗に言われる、ご飯やおかずなどを交互に食べる『三角食べ』も効果的ですが、この場合も、野菜から食べるのが良いですね。

  

そして、食べる時に身近にケチャップを置いておかないで、小さなお皿に適量を入れておくか、調理の際に味付けをしてしまうのが良いですね。

 

手の届く範囲に置いておくと、つい使ってしまいたくなるものです。

 

適正量の摂取内ではケチャップは体に良い!栄養や効能面について

①トマトの栄養が丸ごと摂れる

抗酸化作用のあるリコピンが豊富です。

 

身体は、呼吸や運動やストレスなどで常に酸化しています。

 

その酸化を防ぐ力があるのが、トマトに豊富に含まれるリコピンです。

 

また、リコピンは加熱することによって効果が生のトマトの3倍になりますので、トマトケチャップの抗酸化力はかなり期待ができます。

 

抗酸化力(アンチエイジング効果)で美容にも良いですし、風邪の予防にもなりますね。

 

②微量ミネラルを含む

ケチャップは塩分を含みますが、それを排出するカリウムも含んでいます。

 

その他にも葉酸やビオチン、グルタミン酸など多種のミネラルを少しずつですが含みます。

 

糖や脂質の代謝、造血など、僅かずつの量が必要なミネラルを豊富に含んでいます。

 

まとめ

まとめ

 

 ケチャップは、トマトの栄養を丸ごと含み、生よりも効率的に栄養が摂れる。

 

 糖質、塩分を含むので 適正量を守る。成人で1日大さじ1杯程度が良い。

 

 食物繊維の多いものと一緒に摂ると、ケチャップのマイナス部分が排出される。