会議中やテスト中、その場にいる誰しもが真剣で静寂がその場を支配している時に突然鳴り響く「ぐぅぅぅぅ」という音。
鳴るな鳴るなと思えば思うほど、お腹が鳴って恥ずかしい思いをした経験をお持ちの方ならお分かりですがかなり恥ずかしいですよね。
今回は、そんな恥ずかしい思いをしない為にもお腹が鳴らない方法や対処法を紹介していきます。
簡単に出来る方法や、お腹が鳴りそうな時にその場で出来る対処法なども触れていますので是非とも参考にしてみてください。
目次
お腹が鳴る原因はおおまかに3種類
お腹が鳴るという現象はどうして起きるのか?
まずは、お腹が鳴る原因について知っておきましょう。
おおまかに分けると原因は3種類に分けられます。
①生理現象として胃腸の働きによってお腹が鳴る
身体が、空腹を感じると胃腸の動きが活発になって「お腹が空いたよ!」とサインを送ってきます。これがお腹の鳴る原因として最も多いのではないでしょうか。
他にも、食事の際に取り込んだ空気が胃や腸内で撹拌されて鳴る場合もありますが空腹時に鳴る場合は「生理現象」です。
ある意味、健康な証拠でもあるので恥ずかしい事ではないのですが鳴ってほしくない場面では厄介極まりない生理現象ですよね。
詳しくは後述する対処法で説明しますが、空腹を満たせばお腹が鳴らなくなります。
②ストレスによって胃腸に変化が起きてお腹が鳴る
現代社会はストレス社会と呼ばれる程に、ストレスにさらされる機会は多い世の中です。
それは、社会人も学生も同じ事のようで心身症(ストレスなど精神的な負担によって体に不調をきたす)患者は右肩上がりに増えています。
ストレスとは、自律神経の失調と同義語でありその自律神経は内臓の動きと連動していると言われています。
自律神経の乱れによって、胃腸の働きが乱れる事は当然ありえる事で過度のストレスにさらされるとお腹を下す人もいますね。
このようなストレスが原因で引き起こされる場合、ストレスを軽減する方法が効果的です。詳しくは後述しますが、食事以外の対処法が効果を発揮する可能性があります。
あくまでも、精神的な乱れが原因なので「これさえやれば大丈夫!」と自分に暗示をかけながら実践する事が大事になってきます。
③水の飲み過ぎによってお腹が鳴る
ギュルギュル、ゴロゴロといったように普通のお腹のなり方と違った音になりやすいのが水分を取り過ぎてお腹が鳴る場合です。
原因はハッキリしていて、水分の摂り過ぎです。
取り過ぎた水分が胃に大量に流れ込み、その水分を処理しようと胃が頑張っている音です。後述する対処法での改善はあまり期待しない方がいいかもしれません。
お腹が鳴って困る状況前に、冷たい飲み物や水分を大量に飲まない事が一番の対処法と言えるでしょう。
お腹が鳴る、と言っても原因には違いがある事についてご理解いただけたでしょうか?
それでは、お腹が鳴る現象に効果がある方法や対処法について詳しく説明していきます。
自分のお腹が鳴る原因はどれに該当するのかを考えながら、自分に合った対処法を実践してみて下さいね。
お腹が鳴らない方法&対処法
それでは、ここからはお腹が鳴らない方法や鳴っている・鳴りそうな場合の対処法について色々と紹介していきます。
まずは、空腹によって生理現象としてお腹が鳴ってしまう方向けに効果的な方法をいくつか紹介していきます。
①朝食をしっかり食べる
当たり前の事ですが、朝食を抜いて胃に何も入っていなければお腹が鳴り易くなります。
朝食をしっかりと食べましょう。
ただ、朝食を食べましょうだけでは味気ない説明ですからお腹が鳴りにくい朝食について解説していきますね。
パンよりもご飯の方がお腹は鳴りにくい。
腹持ちの良いごはんを朝食に食べた方が、お腹が鳴る事を抑える事が出来ます。
ごはんも、白米より玄米を混ぜた方が腹持ちはよくなります。
じゃがいもや豆類を朝食に取り入れる事も効果的です。
やはり、腹持ちが良い為お腹が鳴るまでの時間が長くなります。
時間が無ければ、朝食としてバナナだけでも食べると良いでしょう。
バナナは消化効率やエネルギー変換効率が良いだけでなく、腹持ちも良い食品です。
②許される環境であれば、間食で防ぐ
お腹が鳴りそう!お腹が空いたなぁと感じた時に、許される環境であれば間食をおすすめします。
空腹を訴えて胃腸が騒いでいるので、食べ物を与えてあげれば静かになってくれますよ。
おすすめはチョコレートや飴玉などの糖分を多めに含む食べ物です。
実は、空腹を感じる=胃の中身が空っぽという訳でもない事が多いのを知っていましたか?
血糖値が下がっていると、脳は空腹だと胃に指令を出して糖分を補おうとするのです。
飴玉などで糖分を補うだけで、お腹が鳴らなくなる効果がありますよ。
チョコレートは、胃の働きを弱める効果があるので尚鳴りにくくなりますが胃腸が弱いという自覚がある方は、食べ過ぎに注意しましょうね。
授業中・テスト中など食事が出来ない状況での方法
朝食を摂る、間食をするなどの方法は確かに空腹によって起こってしまうお腹が鳴る事に対しては効果があります。
しかし、今!まさに!止めたい!!という絶体絶命(?!)な状況ってありますよね。
悠長に何を食べればいい、間食すればいいなどとは言えない状況。
そんな状況に対応できるような、どこでも出来る方法についてまとめてみました。
①姿勢を正してみる
え?そんな事?と思う方も多いかもしれませんが、意外に効果的な方法なのです。
むしろ、お腹が鳴りそう・・と思って猫背にしてお腹を抑えて前傾姿勢を取る方がいますが、あれは逆効果です。
お腹が鳴りそう・・と思ったら、背筋をすっと伸ばして姿勢を正してみましょう。
②呼吸法で止める
ヨガをした事がある方なら呼吸法がどれほど大事な事かお判りかと思います。
ヨガは、心と身体の健康をテーマにしている事もあり呼吸法をとても重要視しています。
著名な心療内科のドクターも、自律神経を整える為に呼吸法は非常に効果的な方法としていますのでストレスが原因で起きる場合も効果が期待できます。
前述した、姿勢を正すという方法と組み合わせて呼吸法を意識すると良いでしょう。
具体的な呼吸方法は、鼻から吸って(吸う時はお腹が膨らむ事を意識して)口からゆっくりと吐き出す(お腹がへこむ事を意識して)という腹式呼吸にして下さいね。
ゆっくりと腹式呼吸をすることで、自律神経を整える効果もありますので寝る前などに行うと寝付きやすくなるなどの効果もありますよ。
③背中を軽く叩く
胃の中の空気や腸内の空気を動かす事に繋がり、結果としてお腹が鳴る事を防ぐ効果が期待されます。
④ツボを押す
合谷(ごうこく)という親指と人差し指の付け根の間あたりにある万能ツボがあります。
頭痛や歯痛、腹痛などまさに万能ツボと言える程様々な効果のあるツボです。
まとめ
・お腹が鳴る原因はいくつかある。
・空腹で鳴る場合は腹持ちのする食事をとろう。
・間食が出来るのであれば間食で抑えることもできる。
・姿勢を正して腹式呼吸を行う事で困った状況は乗り切ろう。
・背中を軽く叩いたり、ツボを押すという方法も効果あり。
いかがでしたでしょうか?
お腹が鳴って困る!という状況に追い込まれてしまったら落ち着いて姿勢を正して、腹式呼吸を意識してゆっくりと呼吸してみましょう。
また、普段の食事が「早食い」と言われている人は注意してくださいね。
早食いの人は、普通に食事をする人よりも多くの空気を食事中に取りこんでいる為にお腹が鳴りやすくなってしまいます。
思い当たる方は、ゆっくりと食事をしてゆっくりと呼吸をしてみてはいかがですか?